2020年6月4日木曜日

トマトの味を満喫できるパスタ

こんにちは。

月曜日、6月1日はlundi de Pentecôte(聖霊降臨祭の月曜日)でお休み。近所の大きな農園は午前中開園していたので、野菜を買いに行ってきました。今頃はいちごの収穫時期なので、家族連れがたくさんいましたョ。

トマトとほうれん草を買ってきました。大きいでしょう。写真を撮った時、すでに一つはサラダにしてしまった後でした(笑)
上のトマト、手に乗せると更にビッグサイズであることが分かります。手のひらが、見えませんよね。トマトの下の写真は、ホウレンソウです。日本とはだいぶ違いますね。

日本では、ホウレンソウは束で売っていますが、こちらでは葉っぱ売りです。葉も一枚一枚が大きくて、灰汁が日本の物に比べ少し強めです。


初めて見た頃は、ホウレンソウだと分かっていても買う勇気が出ませんでした。知り合いのお家で一度食べてから、ほとんど同じ味ということが分かって買うようになった野菜です。

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露地栽培の太陽をしっかり浴びたトマトが手に入った時、わが家で必ず作るのがパスタ。それもソースはこのトマトとニンニク、オリーブオイル。味付けは塩だけというシンプルなものです。

ニンニクは効かせた方がおいしいので、大ぶりの物2カケ使います。トマトはこの大きいものひとつを使いましたが、普通サイズなら3つほど。オリーブオイルは大さじ2杯くらいですが、このレシピを教えてくれた友人はもっと使っていました。

オリーブオイルを熱し、粗みじん切りのにんにくを入れて、香りを良く出します。


そこへ刻んだトマトを入れて、よく混ぜながら2分ほど炒め火を弱めて蓋をして10分ほど蒸し煮にします。下の写真のようにトマトに火が入ったら、塩で味を調えますが、少ししょっぱいくらいがベストな味付けです。

一端火を止めて、パスタを茹でます。パスタはリングイーネや太めのものがおいしくいただけます。ゆで上がる数分前にトマトソースを温め始め、パスタが茹で上がったら水を切りソースの中へ入れて、炒めながらよく混ぜ合わせて出来上がりです。

昨日のお昼は、このパスタにフレンチ・ハンバーグ(繋ぎを加えないもの)、ホウレンソウの炒め物でした。このトマトソースで食べるパスタはナポリタンともミートソースとも全く違って、トマトのうまみを味わえるのがだいご味です。

一度作ってみてくださいね!はまりますよ


余談:このレシピの由来
ストラスブールの語学学校に通っていたころ、別のクラスで勉強していた日本人男性から教わったものなんです。この方、語学学校のお休み(フランスは休みが多い)を利用しては、仏国内はもとより、イタリア・スペイン・スイスなど隣国へ出かけていました。

彼の趣味は食べることだったので、小さな街角のレストランへ入っては色々食して、帰って来ては再現しふるまうのが楽しみだったようです。このレシピもその一つで、イタリアの小さな町を通った時に食べて、あんまりおいしくて作り方を教わったんだそうです。

イタリア語はわからないから、調理場で作るところを見せてもらったとか。『完熟トマトの旨味が太目のパスタにしっかり絡まって、両方の美味しさが引き立つんだ』そう言って、学校の友達に作って食べさせてくれました。



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