2020年6月29日月曜日

買い物・草刈・ミニドライブ、盛沢山だった土曜日

おはようございます。

この1,2週、朝は曇りか雨のオセールです。今朝もひと雨降って、落ち着いたのでまた窓を開けて気持ちのよい風を入れたところです。

胃腸の指圧と背中おなかのストレッチで、胃腸の痛みも木曜ころから落ち着いておなかが空くようになってきました。良い兆候です。気をよくしてまたついつい食べてしまわないように自分を見張っています(笑)

土曜日の朝はどんより曇って雷になりそうな様子の空でしたが、久しぶりに近所のスーパーへ買いものに行ってきました。体調がイマイチだったので、夫が仕事帰りに買い物をしてくれていましたが、足りなくなるものが出てきますね。

帰宅したころから雲が晴れてきたので、夫は草刈りを決断!というのも、このころの季節は庭の雑草が急成長します。雑草でもきれいな可愛い花が咲くのでそのままにしたいところなんですが、奇妙な草が生えるんです。50cmくらいの高さになる鉄条網みたいな草。

この雑草は芝刈り機泣かせで、刈るのが一苦労。そこであまり高く伸びないうちに刈るのが必須なんです。100平米ちょっとの庭で、起伏があるから結構力仕事です。

今週はかなり仕事が詰まっていて、帰宅も遅かった夫はかなり疲れているはずなのに、昼食が済んだら元気回復。午後からポンティニーへミニドライブをして、帰りに農園で新鮮野菜を買おうということになりました。

ポンティニー(Pontigny) はオセールから20㎞程北東にある人口800人ほどの小さな町です。そして、小さな町にはフランスの歴史的記念建造物「ポンティニー修道院( Abbaye de Pontigny)」があります。この修道院のお話はまた別の日に。

とても小さな町なのに、中心地には大きな駐車場があるんです。駐車場の向こう側には、8台分のキャンピングカー専用風車場もあります。駐車場の脇には、手入れの行き届いた小さなピクニックができる公園、子供用の滑り台やブランコのある公園、公衆トイレも設置されていてとても便利。

そして、ポンティニー修道院はこの駐車場の通りを挟んだ向かい側に位置しています。

駐車場のピクニック公園で日かげを程よく作ってくれている樹は、プルーンでした。
ちょっと、公園側の様子を。
オセールからポンティニーへは車で20分の距離。また、車で5分ほど北東へ走ると、ポンティニーの森があります。この駐車場へ車を置いて、または、森の入口へ止めて散策することもできるので、この次はお弁当持参で来ようということに。

ポンティニーを後に、県道を通らずいくつかの町や畑を通る脇道(所要時間は同じ)を走り、途中近所にある農園へ立ち寄って買い物を。

ズッキーニの上部にあるのはビーツです。ソワッソンはビーツが特産でしたが、ここでもかなり栽培されているようで、こちらのようにすでに茹でて真空パックされているものや、生のビーツが売られています。

すでに茹でてあるものは、保存しやすく食べたいときにすぐ使えるのでとても便利。夏場はサラダに入れてよく頂く野菜です。トマトの左側、紫にんにく。一般的な白にんにくより香りがよいのが特徴です。

この日は、すぐにラタトゥイユを作りました。やっぱり、新鮮野菜で作ると味が濃厚ですね。

それでは、今日も良い一日になりますように🙋






2020年6月27日土曜日

作ってみたいレシピ、ネクタリンとアプリコットのタルト

こんにちは、

夫婦二人なのと、ちょっとダイエットを考慮してお菓子作りは控えめ気味なこの頃です。それでも、食いしん坊夫婦はついつい食べてしまうのが玉にキズ。

折込チラシや、雑誌に紹介されている美味しそうなレシピを見つけると、切り抜いておきます。今回は、ALDI(アルディ)というスーパーのチラシに入っていたレシピで、季節のアプリコットを使ったタルトです。

載っている材料は、
バター:150g                バター:20g(型に塗る分)
薄力粉少々
既成の練りパイ生地:1枚(250g)
アーモンドプードル:125g
全卵:2個
カソナード(キビ糖をキャラメリゼしたもの):125g
アプリコット:300g
ネクタリン:300g
グラニュー糖:大さじ2杯(仕上げ用)

フランスのタルト型は28~30cmの大きさなので、小さめの18cm型などで作る場合は半分量で作ります。

練りパイ生地は、日本なら、冷凍パイシート(折り畳みパイではないもの)が便利です。
カソナードは、日本で手に入ればグッドですが、手に入らなければ三温糖がおすすめです。もしメイプルグラニュー糖が手に入るなら、三温糖と半々でもいいかもしれません。

作り方:(180度で予熱10分、焼成50分)
①バターを室温に戻しておく。
 バターを型に塗って、薄力粉をはたいて、パイシートを敷く。
②ボールに柔らかくなったバターを入れ、軽く混ぜ、アーモンドプードル・カソナード・卵 を入れてなめらかになるまでよく混ぜる。
③クリームを型に敷いたパイシートの上に乗せ平らにならいして、冷蔵庫で休ませる。
 オーブンを180度で予熱を始める。
④アプリコットとネクタリンを洗い種を抜く。くし形に切り分ける。
⑤冷蔵庫から型を出し、先ほど敷き詰めたクリームの上にくし形に切ったアプリコットとネ クタリンを交互に敷き詰める。
⑥最後にグラニュー糖を上からふりかけ、オーブンに入れて50分ほど焼く。

アプリコットやネクタリンを使ったタルトをこの季節良く作ります。あまりよく熟れていなくて酸っぱかったとしても、おいしくできます。

いつもは、このレシピのアーモンドクリームではなく、カスタードクリームで作ります。こちらだと、バターとアーモンドプードルの風味が効いた、なおかつ爽やかなタルトになるな~と思って、レシピを保存しました。

サッパリ系なら、タルト生地の上に直接フルーツをのせてお砂糖をかけるだけのタルトがおすすめ。ちょっと甘さと滑らかさも、というときはカスタードクリーム、しっかり甘さとコクのあるフルーツタルトを作りたいなら今日ご紹介したレシピを試してみてください。

Bon Appétit


時々やってくる猫

おはようございます

今朝は、わが家に時々やってくる猫君をご紹介します。小鳥の餌台の根元に、灰色に白の混ざった猫がうずくまっているのが見えますか?
小鳥の餌台を台所の窓から見える位置に取り付けた後、やってくるようになりました。最初は小鳥狙いかと思っていましたが、ただこの場所が気に入った様子です。夫がこの場所をよく見たら、草がふかふかで猫の形にベッドのようになっていました。

毎日来るときもあれば、2~3日空いてやって来る時もあり、いつもこの場所で2~3時間過ごして、どこへともなく去っていきます。飼い猫のようなんですが、どこのうちの猫か?


夫は大の動物好きです。面白いことに、動物にはそれが分かるのかどんな犬に出くわしても、夫がその犬の方に目をやった瞬間、犬は飼い主をよそに夫についていこうとします(笑)

以前、河口湖に住んでいた時には、犬を4匹飼っているお家があって、そのうちの1匹は飼い主に虐待されて捨てられていたのを、そこのうちの別の犬が家へ連れ帰ったという曰く付きの紀州犬の雑種でした。その家のご主人にだけなついて、どんな犬好きの方のそばにも座らない犬が夫になつきました。

飼い主がその犬を連れて散歩に出ると、うちの前で足を踏ん張って動かないんだそうです。夫を見つけると首でぜーぜー息をするほどに飼い主さんを引っ張って、夫のそばまでやってきます。

面白いのは、どんな犬でも夫のことを主人格と認識して服従します。私のことは遊び相手か、まあ様子を見守ってやるか、みたいな相手のようで何故かはり付かれる始末。犬を飼うのが夫の望みなので、犬を飼うときには夫がしっかり「恵は主人」と教えると言ってくれています。

私はというと、犬の方が好きで猫は苦手…。でも、なぜか猫にはまとわりつかれます。猫を飼っている友人宅へ遊びに行くと、いつの間にか私の脚にまとわりついて、最後は足の上に落ち着いて寝てしまったりします。あったかくていいんですけどね(笑)

家で犬を飼うのはいつになることか…

では、今日も良い一日になりますように。




2020年6月26日金曜日

フレンチ版インスタント食品

こんにちは、

胃腸と背中が痛くて起きているのが辛く、この月曜・火曜と横になって過ごしました。おなかは全然空かないので、水分補給だけ気をつけていれば私はOK。でも、お昼の食事に夫が帰宅します。

こんな時の為に、インスタント食品を買っておきました。
夏野菜と鶏肉の煮込みおし麦添え、なんかすご~くおいしそうですよね。もう一つクスクスも買っておいたので、夫はクスクスを食べたそうです。

パッケージの写真を撮っていなかったので中味と比較できないのが、かなり残念。
2分30秒チンすると出来上がり。これは便利です。左側にスム―ルが入っていて右側にミートボールとミニ・メルゲーズが入っていますが、野菜はどこ?

アッ、ちょこっと野菜のようなのが入っています。
お味のほどはどうだったのか、夫に聞いたら、うふふんと鼻で笑っていました。おまけに、かなり軽かったようで3時にはシリアルバーを2本食べてしまったとか。

これなら、今度はあらかじめ塩じゃけならぬ、塩サーモンを作っておむすびにして冷凍しておいた方がいいかも、などと思いました。でもね、冷凍してもひと月程度しか保存しておけないことを考えると、常温で1年は持つこういったインスタント商品は何かの折に便利です。

残念なことに、フランスにはレトルト食品がなく、カップライスみたいなのやカップパスタ、そして今回のレンチン食品が主流です。ラーメンも日清製があってもドイツ製造で味が違うため、日本の味を知ってしまった夫から却下されてしまいました。

こんな時は、ホントに日本のセブンやファミマがあったら便利だね、と話します。おむすびも種類が豊富、お弁当もお手頃価格でいろんなのが揃っていて、まさに食天国ですね。

それでは、また





愛しの落書き

おはようございます

オセールの旧市街、街の中心のあちこちに、かわいい Je t'aime 落書きを目にします。


ある青年が大好きな女性に思いをうまく伝えられなくて、最初は彼女の家の近所の木や、家の門枠で、ハートに似た形を見つけてはこのかわいいイラストを描いていたようです。そのうち塀などの滑らかな平面に描くようになったそうです。

塀の落書きは禁じられているので、市が削り落とすことにしたんですが、市民から反対の声が上がってオセールのかわいいイラストとして残すことになったそうです。

こんな落書きを見ると、たぶん日本の方の「やっぱり愛の国、フランス~♡」という声が聞こえてきそうですね。

2020年6月25日木曜日

真夏のようなオセールと胃腸が痛い私

おはようございます。

今日は、まず昨日午後のオセールの様子を。


夕方4時40分頃のヨンヌ川周辺です。
今週は気温が上昇するとの天気予報はぴたりと当たりました。風がある分いくらか楽ですが、外は照り返しもきつく炎天下。

私はというと、胃腸の調子が思わしくないのと背中のハリが重なって胃腸も背中も痛い状態が数日続きました。自業自得+食べた物が良くなかった…ようです。

なにかを始めると、ずっと集中して同じ姿勢を取ってしまうので、背中こったな~ちょっと痛いな~というところで止めておくか、ストレッチを定期的に行えばよいのに、そのままにしてしまう。

食べ物は、フライドチキン(KFCではない)を夫が食べたがって、宅配してもらったものがどうやら曲者だったようです。お肉は悪くなかったけれど、油が古っかた感じ…

一気に問題が集中して、私のカラダは悲鳴を上げてしまったんですね。月曜・火曜と食事を抜いて、澄まし汁だけで過ごしたんですが、お腹が全然空かなくてビックリしたくらいです。

フランスにも整体はありますが、まずホームドクターの診察を受けてから、というのが一般です。それに予約がかなり取りづらい。それならとりあえず、サイトで何か探して試してみようと思ったわけです。

結構いっぱいありますね。中にはガンとか胃潰瘍の兆候なんて言う見出しもあって、怖くなりましたけど、とりあえず自分で背中と胃腸をメンテナンスできるストレッチなるものを試しました。

すごくわかりやすく、さらに簡単。手軽にできて、即効性がある。すごく張っていた背中がすっと軽くなりました。肩甲骨の中間あたりの背骨部分が、詰まった感じで痛かったのも、2日目の昨日軽くなりました。

背中全体が凝りやすいというときは、こちらのストレッチ、ぜひお試しを。

それでは、今日もストレッチをしながら、暑さに負けないよう頑張ります。
良い一日になりますように!

2020年6月21日日曜日

定番お家クッキー:ナチュラルとチョコミックス

こんにちは

我が家の定番クッキーを作りました。

材料は、サブレと同じ材料です。
有塩バター:100g
薄力粉:200g
砂糖:70g
全卵:1個
ベーキングパウダー(=B.P.) 入れる場合は3g

上記の材料が基本で、
薄力粉の分量は、ココアやアーモンドプードルを加えるときに変わります。
薄力粉:160g
ココア:40g(アーモンドプードルも同じ比率)

そして、ココアが加糖タイプなら砂糖を60gに、チョコレートを加えるときは50gという具合に調整します。べーキングパウダーは基本的に使いませんが、チョコチップを加えるときに3gほど使うことも。

お砂糖は、グラニュー糖ですが、その時々で三温糖・上白糖・メイプル砂糖などに替えて作るだけで味のバリエーションを楽しめます。フランスではこの3種がないので、もっぱらカソナード(上白糖をキャラメリゼしたもの)かヴェラジョワ(甜菜糖のキャラメリゼ)を使います。

写真で見ると、左がヴェラジョワ、右がグラニュー糖です。アッ、フランスでは一般に売られているグラニュー糖は、甜菜糖をグラニュールにしたもので、サトウキビのお砂糖はスゥクル・カンヌと言って別商品で売られています。


ナチュラル味とチョコチップでバターはおなじ分量ですが、他の材料が若干違います。

ナチュラル
薄力粉:160g        ヘーゼルナッツパウダー:40g   
ヴェラジョワ:75g      B.P.:2g

チョコチップ
薄力粉:180g                        ヘーゼルナッツパウダー:20g
グラニュー糖:50g                B.P.:5g                    
チョコチップ:ホワイト・チョコ・ブラックを各大さじ2杯ずつ

それぞれ薄力粉やヘーゼルナッツパウダー、B.P.を測って合わせておきます。

全卵とバターは室温に戻しておく方がベターですが、思い立った時に即作りたいときは、卵は10分ほどお風呂くらいの温度のお湯で湯煎、その間にバターをレンジで20秒くらいずつチンして柔らかくします(溶かさないのがポイント・溶けてしまっても何とかなります)。

柔らかくしたバターを泡だて器で混ぜながら、途中砂糖も加え、白っぽくもったりするまで混ぜます。そこへ全卵を加え、さらに混ぜます。

泡だて器をスパチュラに替えて、合わせておいた粉類を一度に加え、切るような感じで下からすくい、生地が均一になるように混ぜていきます。

生地が柔らかいので、このまま袋に入れて絞れば絞り出しクッキーに、ラップで包んで棒状にして冷凍庫に入れればアイスボックスクッキーに仕上げられます。冷蔵庫で2時間ほど冷やし、伸ばして型抜きクッキーもOK。

大抵、出来上がった生地をスプーンですくって、天パンに並べて焼き上げてしまいます。
焼成温度は、わが家のファン式の電気オーブンで170度、20分くらいです。焼き上がりの目安は香ばしい良い匂いがして、クッキーがきつね色になっていたらOK.
今回は、半分を残し冷凍しました。
スプーンですくう場合は、コップにお湯を入れコーヒー・スプーンを2本用意します。スプーンをお湯で濡らし温めるので、生地もすくいやすく扱いが楽。こんもりした状態のままでも、濡らしたスプーンで抑えても、指を濡らして赤福みたいに指の後を付けて押さえてもOKです。

チョコチップの方は、生地を8割程度混ぜ終わった後でチョコチップを加えます。
クッキングシートを敷いた天パンにスプーンですくって並べます。何種類もクッキーを焼くときはミニキッシュ型を使っています。これはT-ファールのミニキッシュ型。

ここに、スプーンですくった生地をのせます。
焼き上がると、キレイな丸型に整うのが便利で、プレゼントするときなどは重宝します。

缶などに入れて保存すれば、2週間くらいはおいしくいただけます。

ヘーゼルナッツパウダーはアーモンドパウダーでも黄な粉やおからなどでも楽しめます。砂糖を抜いて、パルメザンチーズを入れれば、塩味系のおつまみクッキーにもなりますので試してみてくださいね。



2020年6月20日土曜日

6月20日 コロナは愛も危険にさらす?

おはようございます。

「スッキリ快晴」の朝がしばらくご無沙汰のオセールです。去年の今頃はどうだったかな~なんて思ってみても、お天気は毎年違うものなのに比べてしまうのが不思議。なので、お天気の良い5月下旬の朝に写した蝶々の写真をのせてみました。

最初、蛾?と思ったんですが、どうやら孵化してそう時間のたっていなかった蝶々。羽を広げて乾かしている様子です。体にはまだびっしりと産毛が付いていました。イヤイヤ、もしかしたら蛾なのかも…

自粛解除になって早2週間、フランスではコロナの影響が身体の他に、心にも出ている現状です。この自粛期間に夫婦の危機に直面してしまい、自粛解除と同時に離婚に踏み切った夫婦が増えています。

離婚を決断しないまでも、揺れ動いている人は少なくないようで夫の女性同僚も何か問題を抱えている様子で、夫に質問を投げかけたそうです。

個人的なことで悪いんだけど、「自粛の間、恵とはうまくコミュニケーション取れてた?」と。女性だし、友人でもないから「ウチは二人でテレワークの規則を決めて、結構楽しくやれた」と返事したんだ、と夫は話していました。

実際のところわが家の自粛生活は、二人ともとても良い精神状態で過ごせました。買い物に出れるのも週1回だったのに、料理もバリエーション豊かで、食べるの大好きな二人は太ったのがマイナスポイントくらいだった低度です。

私にとっては、日常の「~しなければならない」が減って、買い物は週一・冷蔵庫にある材料で作る・昼食のメニューはお昼近くになって決めるなど、精神的に楽でした。特に夫が在宅、つまりお昼を食べに帰ってこない・お昼休み時間が限られていないというのは、この時間に合わせる必要がなく、時計を見ながら料理し、帰宅した夫に出来立ての料理をグッドタイミングで出す必要がなかったのが一番楽でした。

一日中顔を突き合わせていることで、どんなぎくしゃくした感情が生まれたのか…人それぞれ性格が異なるように、夫婦もそれぞれ。とは言え、難しい問題です。

さだまさしさんの関白宣言という歌の中に、「幸せは二人で造るもので、どちらかが苦労して繕うものではないはず」という一説があります。結婚前は、ほんとにそうよね~と分かったようになっていましたが、結婚してみたらホントに二人で築き上げていくものだと実感しています。

築くというのは、時には一人だけが大変で、片方は楽なように見える状況もあります。時によって一方は体力で一方は精神力、でも苦労の重さに違いはなく二人で一緒に山登りをしているようなもの。どちらかが「もう歩けない」と言った時に、立ち止まって勇気づけることができれば、その先へ二人で進めます。

順調に登山している途中でも、大変だと素直に口にでき、相手の言葉を聞くために、敢えて立ち止まれる勇気があったら、世界中の夫婦に危機は訪れないだろう…と思います。

私たち夫婦はちょっと変わっていて、私は夫が偉大な聖人かと思うようなときがあり、夫は私をペコ・サムライと思っています。

夫は何毎に付け私に感謝の気持ちを伝えてくれたり、私が凹んでいる時は時間を割いて話をします。すぐ話し合えない時には、今日の夜帰ってきたら話そうと提案をしてから出かけていきます。こいつはセラピストか…と思ったり、伝道者か…と思ったり、時々天使のごとくに頭に金冠を付けているように感じられることも。

その夫にとって私は、底なしのお人よしで名前通りに「恵(慈愛)」のオーラを発散させる愛嬌のあるペコちゃん、であると同時にサムライのように強靭な女のようです。でも、こんな風に思えているうちは夫婦は穏やかなんだと思います。

恋愛時代は楽しかったのに、今は楽しくないと言ってしまう前に、恋愛時代はなぜ楽しかったのか、会えないとどうして寂しかったのか・辛かったのか、思い出のアルバムを感情目線でめくり直してみると相手がどれだけ大事なのか分かるのではないかと思うのです。

そして、正しい夫婦げんかが必要です。正しいというのは、思っていることはきちんと表現する。家裁の人という漫画の中で、離婚の調停を申し立てた夫婦に対し、裁判官が時間をかけて二人の本音を引き出します。お互いの思い込みが疑心暗鬼を生んでしまっていることを気づかせ、きちんと喧嘩のできる夫婦は安泰ですよ、と一件落着。

「愛」というお題は奥が深いですね。
今日も一日、穏やかで楽しい思いで過ごせますように。





2020年6月19日金曜日

シンプル・ミネストローネ、イタリアのおふくろの味

こんにちは

ミネストローネ、わが家でよく作るスープです。野菜もいっぱい食べられる具沢山のスープはサラダの代わりにもなって、ほぼ一年中欠かせません。

何だかすっごくおしゃれなスープのように思われているミネストローネですが、イタリアのおふくろの味、イタリア版味噌汁ですよね。冷蔵庫の残り物も片づけられる、優れモノスープという点も私のお気に入りです。

この日は、にんじん・アンディーブ・ズッキーニ・玉ねぎ・赤玉ねぎ・長葱(ポワロ)・赤と緑のパプリカ・トマトを使いました。ニンニクはもちろん入っていますよ。そしてパルマハムに替えて細切りベーコンを入れています。


イタリア産のパルマ生ハムなどはおいしいけど、お高め。購入したら冷蔵庫の中で残っていることなんてまずナシ。私はもっぱら燻製ベーコンの細切りを使います。これはあまり油がないので、少量のオリーブ油で刻みニンニクを傷めたところへベーコンを投入し軽く火を通します。

そこへ、すべての野菜をサイコロ大に切ったものを全部入れてお湯を注ぎ入れて、中火でひと煮立ちさせます。煮立ったところで固形ブイヨンを入れ、隠し味に白ワインを200~300㏄加えて、ローリエを一枚いれ弱火で煮込みます。

野菜と水分とワインの比率は?アバウトに作れるのがミネストローネのいいところ。味噌汁だって、その時々で具沢山になったり、具材は少なめにしたり色々ですよね。先ほどもお話ししましたが、お家にある材料・冷蔵庫にある材料でおいしく作れる、それがミネストローネです。

野菜は大きく切って使うのもおいしいですが、どちらかというとサイコロ大にそろえて切る方が旨味の出方が均一のような気がします。もう一つワインは、辛口か甘口かでも出来上がりが変わりますので、辛口なら多め甘口ならちょい足し程度に加えるのがおいしく仕上がります。

もう一つ、野菜の中でジャガイモや南瓜のようにでんぷん質の多いものは避けた方がベターです。スープが粉っぽく仕上がってしまうんですね。後、色が濃い葉もの、ホウレンソウとかも他の野菜と味の調和がとれません。

オールマイティーなキャベツ・白菜はおいしさが増します。たぶんこまつなもOK かと(フランスにはないので味を想像しただけですが)。

このスープ、煮込んで2時間程度ですとまだ野菜の味がかなり強いです。2時間煮込んで2時間ほど休ませ、再度2時間ほど煮込むとかなりまろやかさが増します。

もし、冷凍したいときは、固形ブイヨンだけ加えずに2時間煮込み終わったところで、小分けにして冷凍保存OKです。これですと、解凍してからまた2時間ほど火を入れるので、新鮮でまろやかな味のミネストローネが食べられますよ。









6月19日:通り雨そして晴れたオセール

おはようございます。

今朝は夕立のような通り雨がありました。その音のすごさにビックリしたほどですが、その後は空気も洗われたようにすがすがしく、空もスッキリ晴れ渡っています。

今朝の出勤途中の一枚は、「藤」です。
フランスでも藤はよく見かけます、でも日本のように藤棚にする趣向はなく、もっぱらアイビーなどのツタの葉のように壁に這わせたり、こちらのお宅のように塀まで高くして這わせるなどが多くみられます。

家から15分ほどにある大型スーパーのルクレールの近くのお家では、鉄策の塀一面に藤の蔓を這わせて「藤棚」ならぬ「藤塀」を作っています。4~5mはある長さ、何十年かかったのかなと感心するほど立派な藤です。

夫は藤棚が大好きで、庭に藤棚のあるログハウスが理想。私はリンゴの木(1本でOK)があって、季節には採れたてのリンゴでお菓子や料理を作りたいと、夢見ています。

すごく広い庭が必要と夫は言いますが、ソワッソンの知人宅の庭はちょうどこんな感じ。リビングの窓がふすまサイズで引き戸、全開できるようになっています。その前が1mほどのコンクリートのたたき、その先にこじんまりとした庭がありリンゴの木が1本。良い具合に日陰を作っていました。

夢の家を手に入れるには、夢を具体的に描く必要があります。まずは写真やスケッチで夢の家を細かく設計してみよう、と思っています。

またまた曇り空になってしまいました。今日は一日、安定しないお天気になりそうです。
今日も一日、穏やかで楽しく過ごせますように!

2020年6月18日木曜日

マロニエの実がすくすく育っている

おはようございます。

ここ数日、気分が落ち込んでいました。理由はわからない…少しずつ小さな「なんか、嫌だな」という反応が溜まっていました。嫌だという感覚を「どうでもいいか」で麻痺させながら過ごすから、楽しくなければ、やる気も落ちる。いろいろやっているのに効率が悪い。

何が嫌なのか、実際のところははっきりしません。ただきちんと発散しきれないから残ってしまうのですが、残念ながら軽く愚痴をこぼせる友達が周りにいません。感情の機微はやっぱり愚痴を愚痴レベルで流してくれる友人と母国語が不可欠です。

こんな時に限って、お天気が今一つすっきりせず外へ出るのも億劫になる、と悪の連鎖になってしまうんですよね。結構泣ける映画を見るのも感情を解き放ててよいのですが、そんなに泣ける映画のストックもない。じゃあ、好きなものでも食べて、となると自分で作るしかない。

とにかく、外へ出て写真を撮ろう。なんでもいい、目についたものをパチリと残してみようと思います。

フランスは街路樹のほとんどがマロニエ。ほう~、秋には一杯栗が採れるね…とはいかないんですね。マロンはいっぱいなるけど、マロンは食べられない(一説には調理次第で食べられるとか)。食べられるのはシャテンヌなんですね。

ついこの間まで花がたくさん咲いていると思ったら、ほら、実をつけています。小さな実がすくすく育っていますよ。自然はたおやかですね。


マロニエ-マロン-シャテンヌ-栗-栗ご飯、私の連想は必ず食べ物に繋がっているようです。

今日も、穏やかな一日になりますように。

2020年6月16日火曜日

コロナと上手に共存する

おはようございます。

今朝の夫のパチリは、フランスローカル電車TER(Transport express régional)テウエールです。
ローカル電車というと、かなり田舎町を走る電車のように聞こえてしまうのがちょっと気になるのですが… 仏国鉄が地域圏(東西南北と中部などに分けて走らせている)ごとに運行している鉄道とバスです。

各該当地域で住民はかなりおいしい恩恵にあずかれます。ソワッソンの入っているピカルディ―地方を走る線は、土日60%オフ。TGVも、それに見合った割引が受けられたりします。オセールのあるブルゴーニュ地域も週末利用は40%くらいオフで、同行者も1一人か二人まで同額になります。

ただし、事前にSNCFの窓口で事前登録が必要。住民票制度のないフランスではガスや電気代の領収書と住宅の契約書などのコピーを見せると、一年間有効の証明書を発行してくれます。

さてさて、フランスでは14日夜に大統領声明がありました。コロナは存在しても、これまでの自粛のかいあって落ち着きを見せていることから、従来通りの生活に戻すということです。6月22日からすべての学校は登校が義務付けられ、保育施設も再開します。

マスクの着用や手の消毒などは推奨されていますが、これまで習慣のなかった国民なのでどのくらいの人が継続するかは疑問です。昨日立ち寄った大型スーパーでも、マスクをせず、口を覆うこともなく咳をする人がいて、ビックリして凝視。私が神経質なのかな~と思ってしまった瞬間でした。

レストランや映画館、すべての施設がこれまで通り開いて楽しいはずなのに、何となく気が重くなるのを感じます。ところが、youtubeでちょっと興味のある動画を発見。タイトルも新型コロナへの『3つのバリア』を強化する方法というので早速チェックしました。

マスクで感染を防ぐ、続いて自分の粘膜強化で第2バリア、第3のバリアは自律神経を整えて免疫力強化というもの。な~んだ、そんなことかと思う人もいるでしょうが、自分の健康維持にプラスになるなら結構いい、と私は思うのです。

コロナがいても、胃腸炎ウィルスが飛び交っても、そう簡単にノックアウトはされないぞ。なんて、即実践してみようと思っている自分の単純さに思わず笑いが出ました。


2020年6月12日金曜日

ブフ・ブルギニョンとハヤシライス

こんにちは、日本はそろそろ梅雨入りでしょうか。

コロナとうまく付き合っていますか?フランスでは自粛解除になって2週間目にあたる14日の日曜日に、大統領のTV声明がある予定です。生活すべてコロナ発生以前の状態に戻す、という内容のようです。

フランス人にとって、なくてはならない大型バカンスを過ごす7,8月。借金をしてでもバカンスへ出かける国民と経済停滞を一気に回復させるには、この時期、自由に行動させることは得策です。どうせコロナと共存なら、楽しく過ごそう、ですね。

コロナに負けないために、体力をつけておかなくては…それなら食べることが一番大事😄
オセールのあるブルゴーニュ地方は、ブフ・ブルギニョン発祥の地で、グルメでグルモンドな地方。とにかく肉、牛肉がお安いのが魅力です。

シチューや煮込み用でブルギニョン用となっています。これで1.3kg、ごく一般的な量ですね。これは8日の月曜日にスーパーへ行ったときに購入し、帰宅後すぐに1kgをブルギニョンに、残りの320gをハヤシライス用に作りました。

ブルギニョンは日本で言うシチューですが、ブルギニョンのルーは売っていません。同様に、デミグラスソースもなし。あるのかもしれませんが、これまで住んだどこの街でも見かけたことがないんですよね。

どこのお家でもたっぷりの赤ワインを使い、圧力鍋で牛肉を煮て作るか、オーブンで2時間ほど焼き煮して作ります。私はケチなのか圧力鍋派で、どうしてもオーブンを1時間以上使う気になれません。

この赤ワインで、出来上がりの味(コク)が変わります。赤ワインのアルコールは全て飛んで旨味だけが残り、この出来上がった赤ワインと濃厚な肉の旨味が混在した味は、デミグラスソースそのもの。

それぞれの家庭でレシピの違うブルギニョン。私のレシピは2種類で、一つは前夜からお肉とスライス玉ねぎ・ブーケガルニをひたひたになる量の赤ワインで漬け置き、翌日これ圧力鍋で煮あげます。2つ目は、スライス玉ねぎをバターでこんがり炒めて、その中で一度お肉の周囲に焼き色をつけて赤ワインとブーケガルニ(もしくはローリエと生タイムだけ)を加えて圧力鍋で煮ます。

これは、2つ目バージョン。1kgのお肉なので約5人。赤ワインは一人200㏄として1リットル使います。500㏄を赤ワインで500㏄を水にする方もいます。赤ワインだけのほうがコクが強く出ますね。玉ねぎは5個をスライスして、バターでしっかり炒め、お肉を加え焼き色をつけたところへワイン投入。すでに50分ほど圧力鍋で煮込んだ状態です。

私はこの状態で3~4等分にして冷凍してしまい、必要なときに解凍したものをベースにマッシュルーム・人参・セロリなどを加えなおして煮あげます。ジャガイモは基本的にブフ・ブルギニョンには加えません。理由はとても単純で、ジャガイモは付け合わせ用だからです。

この日は、圧力鍋でブルギニョンを作っている傍ら、マルチクッカーを利用してハヤシライスのソースを作りました。
玉ねぎは圧力鍋で炒めたものをこちらに流用。お肉はそぎ切りにして、赤ワイン・ローリエ・タイム・トマトケチャップ・トマトコンカッセ(トマトの粗切り/生か缶詰)にビーフブイヨンを入れて、1時間30分のお肉煮込みコースを選択。出来上がりにクリームを加えて味を調えます。

こちらは、2つに分けて、一回分は冷凍。この日のお昼用にはグリーンピースを加えていただきました。赤ワインのアルコール分が少し残っていて、私はこの日の午後ちょっと酔っ払い加減。頭痛かったです…😵












雨のオセール、今日は駅のお話を

おはようございます。

フランスには梅雨という季節はないはず、ですがそれに近い状態が5月。6月はどちらかというと日本の5月のように爽やかなのですが…
今年は自粛期間中は快晴の日が多く、家にこもっているのがもったいないくらいでした。おかげで、閉じこもり生活も暗くならずに過ごせたのに、外へ出られるとなった途端お天気が今一つスッキリしません。人間って、つくづく我儘な生き物なんだ、と自覚しているところ😁

昨日は、歯医者の予約が急に入った為、治療に行ってきました(涙)。数か月前に治療した奥歯に冠をかぶせる予定が、自粛中の予約は全てキャンセルに。自粛解除後、歯医者さんからの連絡待ちで、それが昨日だったんです。

街の中心地へは、駅前でバスに乗って行きます。歩けない距離ではないけれど、坂がキツイ!往きはよいよい、帰りは怖いならぬ「往きはキツクて帰りはすいすい」なので、もっぱら下り坂の帰り道に徒歩を選んでしまう私。

オセールの駅をご紹介しますね。


Auxerre St-Gervaisトレリーフが見えます。
駅前なのに、閑散としているね…という声が聞こえてきそうですが、地方都市だから(田舎という言い方も)という理由ではなくて、フランスの鉄道の駅と駅周辺はこんな感じです。

パリは別格。首都であると同時に、昔からすべての物・事がパリに集まるように作られている都市なのでパリの駅はパリの中心を囲むように東西南北の地方へ出る駅が建てられています。メトロはあるが、その主要駅は便利よく繋がってはいません。山手線みたいのがあればね~といつも思います。

フランスの駅は、作為的に建設当時の街から(現在は街の中心地)2~3Km離れたところに設置されています。これは、隣国が陸続きなので万一敵が鉄道を使って侵入した際を想定してのことだそうです。

日本のように、駅を中心に繁華街があるのはリヨンのpart dieu駅ですね。この駅は、東京駅をモデルに設計されているため、駅の上下、つまり駅地下と駅階上を有効活用した建物になっています。駅を出たところにも商店が多く、トラムや地下鉄も乗り入れていて便利です。

オセールの駅の話に戻りましょう。駅前に第2次大戦の折、鉄道を護って亡くなった方の石碑が建てられています。ルイ・ピグレ(もしくはピグレット)さん。終戦間近の1944年4月4日、占領下の拷問で亡くなられています。


駅前。ホント閑散…なんです。
右端の建物は駅前ホテル、1階はカフェ・レストランで一応今でもやってはいるようです。この写真には写っていませんが、左側にオリエント・エクスプレスなるレストランがあります。レストの看板はそのままなのですが、今はバーだけ。どんな料理を出していたのかすごく興味があります。

並木になっているのは、桜です。桜の季節にはそれはそれは花がきれいで…と言いたいところですが、風情も何もあったもんじゃないくらい、日本人には寂しい光景。歩く人のことを考えてある一定の高さでバッツリ下枝を切り落とし、高さを一定にするため上の枝も止められてしまっています。お国柄、ですね。

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歯の治療は、次回で冠をかぶせて終了というところまで進みました。でも、奥歯の治療って疲れるんですよね。口をかなり大きく長い時間空けているから、顎の筋肉が疲れる。冠をかぶせる土台になる歯を削るのに歯茎をはがすし、首もガチガチに凝って、クッタクタになって帰宅した私でした。






2020年6月10日水曜日

Cathédrale Saint-Étienne d'Auxerre ~晴れて肌寒いオセールから

おはようございます。

今日は数日ぶりに朝から良いお天気になりました。でも気温はかなり下がって、昨晩はフリース毛布を2枚私の上にだけ追加で掛けたほどです。平熱の差7分はこんなところで現れてきます。

今朝の一枚、オセールのカテドラルです。正式な名称はCathédrale Saint-Étienne d'Auxerre(カテドラル サンテチエンヌ ド オセール)。サンテチエンヌはサンの最後にあるTとエティエンヌのEが続けて発音されることで起こるフランス語特有の発音です。

こちらがカテドラルの正面入り口です。他の教会と少し変わっているのは、入り口を入ると、数段階段を下りるように設計されていること。一般的な教会では平面なので、復活祭前夜にここを訪れた際、この階段のことを知らなかったため、危うく転びそうになりました。

世界中のキリスト教会がそうなのかどうか私にはわかりませんが、フランスの教会は東西を軸として、西側に正面入り口があり奥に当たる東側に祭壇が祭られています。ただし、どの季節の太陽が昇る位置を真東と定めているかは分かりません。

我が家の隣にあるこの地区の教会も、この東西軸上に建設されていますよ。

こちらは北側の入り口です。9世紀終盤の建築で、丸いバラ窓は1528年の造設と言われています。
このカテドラル、ナント4回も改築されています。5世紀に建てられた教会が、時代の流れに合わせてロマネスク様式に、そして現在のゴチック様式に建て直されるのは16世紀の事。その際、地下の内陣だけ残して全部取り払ってしまったというのだから、やることがすごいですよね。

では、今日も元気に過ごしましょう。

Bonne journée🙋



2020年6月9日火曜日

6月9日:ドンより曇ったオセール

おはようございます。

今朝の一枚は、ヨンヌ川に架かるpasserelle de la libertée(パスレル・ド・ラ・リベルテ:略してパスレルとだけ呼ばれます)を渡る少し手前で撮った写真です。


たくさんボートが見えますね。魚釣り用のボートはほとんどなく、どちらかというと…何という名前なのか分からないのですが…キャンピングカーの水上版。フランス国内はもとより、イギリス・ドイツ・ベルギーなどからも船で観光に訪れます。

とくにイギリス人観光客はとても多いんですよ。このあたりに停泊すれば、観光に便利なのはもちろんのこと、ルクレールというスーパーがここから5分足らずのところにあるので、日用品の買い物をするのも便利です。


昨日、買い物へ行ったのですが、その通り道の写真を撮りました。



これが、線路に架かる陸橋で、ちょうど降りてきたところ。陸橋から降りてきた状態で見ると、

左手に道が続いているのが見えるでしょうか。大きな木の向こうに低いガードがあって、ここからが先日お話しした<coulée verte>です。今日はこちらへは行かずにまっすぐ直進します。


この道をまっすぐ歩いて、向かいに見える白い建物が終わったところを右手に曲がると、スーパーの敷地に着きます。敷地、そうなんですよ、広~いパーキングがあってガソリンスタンドも設置されています。そこを通り抜けるとスーパーの入り口です。

今度、スーパーへの道順もご紹介しますね。

それでは、今日も元気に頑張りましょう。Bonne journée🙋



2020年6月8日月曜日

6月7日:朝霧のオセール

おはようございます。

今日から、また新しい1週間の始まりですね。
今朝は少し霧がかかっていたオセールですが、8時の今はスッキリ晴れています。

今朝の一枚は、カテドラル近くから。街灯ををちょっと邪魔しているのは、塀に沿ってつるを伸ばしている葡萄の葉っぱです。街の中心に当たる旧市街地は古い建物が多く、葡萄つるもよく見かけます。

街灯の奥に写っている空の中に、黒っぽく小さな点が数か所あるのが分かるでしょうか?

燕です。今の時期になると、ツバメがたくさん飛び交うようになります。旧市街地は古い建物も多いので、ツバメが巣をつくりやすい場所がたくさんあるんですね。特に、教会や修道院は格好の巣作りの場所です。我が家の隣にある教会も、ツバメの巣と雀の巣がたくさん!

今朝のもう一枚は、街を彩る花壇です。
色々な街で、このような美化整備を行っていますが、オセールは担当者のセンスが光る街。それぞれの時期で一番きれいに咲く花を、盛りの1月ほど前に植え直します。植え直しも市民目線できれいに見えて、足を止めて見たくなるように植える技術です。

一度植え替えをしちるところを見たことがありますが、土の上に膝をついて、土を入れ替えて苗を絵を描くように植えていく。ホントにお花が好き、庭仕事が好きなんだな~と、惚れ惚れ見とれたくらいです。

そろそろ、バスに乗って散策に出かけてみたくなりました😊


2020年6月6日土曜日

6月5日:ブルゴーニュのエスカルゴは4駆で元気

夜半から雨になったオセール、今朝はまだら模様の空です。雲が重たい空と、きれいに雲が切れた青空が入り混じっています。

オセールのあるブルゴーニュ地方の特産物はエスカルゴ、シャブリ、さくらんぼ、チーズ、そして牛肉。ガストロノミーで有名な土地柄です。特にお肉の消費量はソワッソン以上なのではないでしょうか。

フランスには特に梅雨という季節はなく、春先から初夏にかけ三寒四温のように数日好天で数日雨天・曇天という感じで夏に向かいます。

ソワッソンもそうでしたが、気温差が結構あって5月頃には日中に20度を超えるような日でも朝は10度くらい、ある日24度くらいまで昇ったかと思うと翌日は8度くらいまで下がることがよくあります。なのでセーターやフリースは暑さが本番になる7月までは片づけられません。

昨年は気が付かなかったのに、自粛のおかげでか庭の変化に素早く気づくようになりました。うちにもブルゴーニュ名物のかたつむりがいました。もちろん自生なので取って食べられるものではありません。

名物になるくらいなので、大きくてしっかり筋肉が発達していますよ。
どんな場所でも、なんのその、突き進んで行くタイプです。

こんな砂利道だって、へっちゃらだい!って言っているのが聞こえてきそう。この1週間ほど前に、似たような色と形のカタツムリが車庫のコンクリートの壁をひたすら登っていたんですが、同じカタツムリ君なのか…

エスカルゴは好きな方ですが、この4駆のカタツムリ君を見たら、この先エスカルゴを食べる気になるかどうか、わからなくなりました😕

2020年6月5日金曜日

さくらんぼのクーリ

5月最後の日曜日に、マルガリーダさんからサクランボを頂きました。まだ食べきれず、コンポートにもしていなかったのですが、2日にまた2kg頂きました。

さらに、先日お手製マスクの型紙をお分けした夫の同僚からもさくらんぼのおすそ分けがあったので、今回はすべて消費することに。そんな経過で、昨日は朝からほとんど一日キッチンで過ごしました。

コンポートではなく、クーリ(いわゆるソースで、フロマージュブロンや料理などにも使います)にすることにしました。全くのBIOなので、共存者の虫君もいるはず。酢水を作りさくらんぼを洗いながら第一チェック。鍋に移す際に第2チェックです!
8リットル入る鍋に、サクランボをチェックしながら加えていきます。種は先に取らず、いちど煮て実が柔らかくなったところを濾しながら種を除きます。

これまでは、さくらんぼの時期に時たま買って食べるくらいだったので、種抜き器を買ったことがありません。でも、さくらんぼが名物のオセールで暮らすなら、この種抜き器は必需品。次回買い物の折に見つけたら、一つ購入することにしました。


先日頂いた分の残りを合わせると、種付きで2kgはあったのでお砂糖を600g加えてみました。皮がはじけて、つぶせるくらいになってから、ざるで濾して種取作業です。ピューレを作る器械もあるのですが、二人家族の我が家には不要な品と揃えていませんでした。これも買おうかな…

別の鍋に移し替えて2時間ほど弱火で煮詰めます。煮詰めている間にジャムの空き瓶を消毒し、熱々のクーリを詰めて熱いうちに蓋をしてしまいます。コロンとしたびんは450g入るもの、形の違う瓶は370g入るものです。

2時間ほど置いた後、蓋の中央がペコッと凹んでしっかり閉まっているのを確認。さっそく昨日の夜のデザートに作ったミルクプリンにたっぷりかけていただきました😄

余談ですが、
完熟しているさくらんぼは、だいぶ先住者が味わってしまっていることが多く、両手程の量を捨てることになってしまいました。美味しいものから食べたいのは誰でも同じですね。

それでは、また✋