2020年6月12日金曜日

雨のオセール、今日は駅のお話を

おはようございます。

フランスには梅雨という季節はないはず、ですがそれに近い状態が5月。6月はどちらかというと日本の5月のように爽やかなのですが…
今年は自粛期間中は快晴の日が多く、家にこもっているのがもったいないくらいでした。おかげで、閉じこもり生活も暗くならずに過ごせたのに、外へ出られるとなった途端お天気が今一つスッキリしません。人間って、つくづく我儘な生き物なんだ、と自覚しているところ😁

昨日は、歯医者の予約が急に入った為、治療に行ってきました(涙)。数か月前に治療した奥歯に冠をかぶせる予定が、自粛中の予約は全てキャンセルに。自粛解除後、歯医者さんからの連絡待ちで、それが昨日だったんです。

街の中心地へは、駅前でバスに乗って行きます。歩けない距離ではないけれど、坂がキツイ!往きはよいよい、帰りは怖いならぬ「往きはキツクて帰りはすいすい」なので、もっぱら下り坂の帰り道に徒歩を選んでしまう私。

オセールの駅をご紹介しますね。


Auxerre St-Gervaisトレリーフが見えます。
駅前なのに、閑散としているね…という声が聞こえてきそうですが、地方都市だから(田舎という言い方も)という理由ではなくて、フランスの鉄道の駅と駅周辺はこんな感じです。

パリは別格。首都であると同時に、昔からすべての物・事がパリに集まるように作られている都市なのでパリの駅はパリの中心を囲むように東西南北の地方へ出る駅が建てられています。メトロはあるが、その主要駅は便利よく繋がってはいません。山手線みたいのがあればね~といつも思います。

フランスの駅は、作為的に建設当時の街から(現在は街の中心地)2~3Km離れたところに設置されています。これは、隣国が陸続きなので万一敵が鉄道を使って侵入した際を想定してのことだそうです。

日本のように、駅を中心に繁華街があるのはリヨンのpart dieu駅ですね。この駅は、東京駅をモデルに設計されているため、駅の上下、つまり駅地下と駅階上を有効活用した建物になっています。駅を出たところにも商店が多く、トラムや地下鉄も乗り入れていて便利です。

オセールの駅の話に戻りましょう。駅前に第2次大戦の折、鉄道を護って亡くなった方の石碑が建てられています。ルイ・ピグレ(もしくはピグレット)さん。終戦間近の1944年4月4日、占領下の拷問で亡くなられています。


駅前。ホント閑散…なんです。
右端の建物は駅前ホテル、1階はカフェ・レストランで一応今でもやってはいるようです。この写真には写っていませんが、左側にオリエント・エクスプレスなるレストランがあります。レストの看板はそのままなのですが、今はバーだけ。どんな料理を出していたのかすごく興味があります。

並木になっているのは、桜です。桜の季節にはそれはそれは花がきれいで…と言いたいところですが、風情も何もあったもんじゃないくらい、日本人には寂しい光景。歩く人のことを考えてある一定の高さでバッツリ下枝を切り落とし、高さを一定にするため上の枝も止められてしまっています。お国柄、ですね。

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歯の治療は、次回で冠をかぶせて終了というところまで進みました。でも、奥歯の治療って疲れるんですよね。口をかなり大きく長い時間空けているから、顎の筋肉が疲れる。冠をかぶせる土台になる歯を削るのに歯茎をはがすし、首もガチガチに凝って、クッタクタになって帰宅した私でした。






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