2020年7月23日木曜日

燕が元気に育っています

おはようございます。

今の季節、オセールはもとより各地で燕をよく見かけます。燕は保護されているので、軒先に燕が巣を作ったら、大事に…というよりも、壊したりしてはいけないことになっています。

軒先があるお家でなくても、巣を作りやすいところなら、どこだってOKなのがフレンチ燕さん流のようですよ。
このお宅では、折りたたみ式の雨戸の上部にあるわずかな隙間に、燕さんが上手に巣を作っていますね。燕のご夫婦、これから餌探しに出かけるところでしょうか。チッチッと、かすかな声が聞こえていたと夫が話していました。

巣の中には、何羽の小雀がいるのでしょう?

日本でも燕を時々見かけましたが、フランスではよく目にします。青空をかなりの速さで高く、低く素早く飛びますね。燕返し、と聞いたことはあっても今一つ想像できませんでしたが、今はよくわかります。

佐々木小次郎の燕返し、なるほど、これなのか~と最近になって納得です。

我が家の周りではまだツバメの巣を見かけません。隣にある教会にいくつか巣がありそうですが、今までのところ巣を作っているのはスズメのみ。

教会は1950年ころの建築なので新しいタイプの建物で、天井に近い部分に壁に沿ってステンドグラスが設置されています。ステンドグラスとコンクリート壁のわずかな境部分にスズメが巣を作っています。

この教会は一般のミサが日曜の朝9時に始まります。ちょうどこのミサが始まる頃に、教会に太陽の光が燦燦と当たるので、スズメの活動も活発に。ちゅんちゅん、ちゅんちゅんと元気な声がお説教に合い混じって聞こえてきます。あんまりにぎやかで、ちょっと笑いをこらえるときも。

毎年、同じことの繰り返しなのに不思議と「またか」という思いにはならないのが嬉しいです。雨戸の上の燕も、教会のスズメも、のどかさを感じさせてくれますね。



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