2020年7月17日金曜日

オーモヌリーのキャンプ

こんにちは

先週の晴天と暑さとは一変して、今週は重たい雲がどんと居座ってしまっているオセールです。その分ひんやりするほど涼しくなりました。

今日は、先週6~8日に催されたキャンプのお話をしますね。

暑さの中、夫はSENS(ソンス)のオーモヌリーのキャンプに同行して、水曜日の夕方に帰宅しました。オーモヌリー(aumônerie)というのは、日曜学校に似ている活動です。フランスのカトリック教会や私立の学校(公立でもオーモヌリーを設置していることも有り)では、平日に小学生からカトリック教について理解を深めるためのお勉強会があります。

お勉強会と言っても、キリスト生誕や聖人の塗り絵をしたり、お話を聞いたり、アニメを見たりしてキリスト教のことを理解します。同時に、課外活動なども行って、キャンプやサイクリングをする中で、修道院などを訪問したりします。

中学生、高校生になるとこの活動内容は大きく変わって、特に高校生では赤十字の食事配布に同行したり、定期的に介護施設や養老院などの訪問を行うなど様々です。ただ、どのオーモヌリーも活動は同じでなく、参加する学生と活動を支援し手助けするアニマター・オン・パストラルで異なるんですね。

アニマター・オン・パストラル、フランス人でも理解している人は少なく、たいていは施設付きの神父さんを思い浮かべるようです。実際には、一般信者さんで宗教文化、洗礼から聖体拝領・堅信の秘跡について補助できる人がなります。かなり複雑な話なので、また機会のある折に…

さてさて、今回はSENS(ソンス)の神父さんとオーモヌリーで企画したキャンプ。
ところが、現在のフランスでは一般家庭以外で行うキャンプには、キャンプを取り仕切る資格を持った責任者の動向が義務付けられています。ということで、夫が駆り出されたわけなんですね。

実際に、細かな準備を行うのはシスターなんですが、キャンプの経験ゼロ(キャンプ1か月前になって判明)。それで夫と一緒に必要な施設(トイレ・シャワー・炊事場・キャンプを張る場所とその広さetc.)と健康管理シートなどを準備しました。最後はバタバタあわただしく、何とか実施にこぎつけました~。

キャンプも色々なパターンがあって、今回は神父さんのご家族がかつて使っていた農場を利用することに。なので、台所などは屋内で、家屋から10分ほど離れた農場だったところにテントを張ったとのことでした。

スリランカから来て10年になるシスターです。2日目の食事は、スリランカ風のチキン。エピス(香辛料)は辛くないもので、でも香りとコクが出るようにいろいろ使っているそうです。
この後は、オーブンに入れて焼き上げているそうですよ。


こちらは、ラタトゥイユ。私はてっきり野菜カレーだと思ってしまいました(ごめんね😆シスター)。でも、ちょっとカレーっぽい味付けになっていたみたいですよ。

3日間のアクティビティーは、自転車で10㎞程森の中を走り、川で水浴びしたりしたそうです。夫は自転車大好きですが、キャンプ中は救急箱や補給用の水を運ぶため自動車で参加していました。


素敵な場所だと思いませんか?

一筋の光がいい具合に写り込んでいるこの写真が私はとても気に入っています。私はキリスト教徒ではありませんが、信者さんにとって光は神様の存在。更に一筋の光が落ちている、なんだか道しるべのように思えた一枚でした。

課外活動とは別にお祈りも行います。もちろん、信者として疑問に感じたことやわからないことなども、同行している神父さんと気楽に話せる機会です。

けがをすることも病気になることもなく、キャンプは無事に終了。シスターは次回に向けて「今度は最初から何でも相談する」と夫に言ってくれたそうです。それが企画をしっかり進めて成功させる一番の解決策なんですよね。

では、次の夫の出番にまた。





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