2020年7月18日土曜日

7月14日は国民の祝日

こんにちは。

7月14日はフランスの国民の祝日です。その昔、革命があったことで革命記念日と呼ばれることも有りますが、フランスではシンプルにキャトーズ・ジュイエ(7月の14日)と呼ばれます。

前夜11時ころにお祝いの花火があちこちで上げられ、14日当日はたいていどこのお家でもデフィレ(パレード)をTVで見て、その後、家族そろってお昼を食べるんです。

なんで夜11時に花火を打ち上げるのか…単純にその時刻にならないと暗くならないから。この時期、お天気の良い日なら大体22時30分頃までは薄明るいです。しっかり暗くなるのを待つと、どうしても23時がちょうどよい花火の時刻。もちろん、この日は小さな子供も起きていて花火見物をします。

オセールは、ヨンヌ川にかかるPont Paul Bert(ポン ポール・ベール)の少し下流で打ち上げるので、橋の周辺で見物するのが一般的です。オレンジ色で塗られた上にN151と記載があるのがこの橋です。
*N151はroute national 151の略で、国道151という意味です。

この橋と、レピュブリック通りと記載のある近くにもう一本橋が架かっていて、この中間点あたりから花火が上がります。

Pont Paul Bert橋のそばにはイビス・オセール・ソントル(Ibis auxerre centre) と次の橋のそばにイビス・バジェ・オセール・ソントル(Ibis badget auxerre centre) があるので、川に面した上の階に宿泊すれば、良く見えること間違いなしです。

穴場は、丘の上にある道路。ちょうど川を見下ろせるので、知る人はここへ集まるようですね。

14日は、朝8時からTV放送が始まります。パレードに参加する軍隊の活動について、毎年いくつかの部隊を特集して紹介してくれるのは興味深いです。パレードの中で最後の方に行進する部隊が、世界的にその名を知られたレジョン・エトランジェール(いわゆる外人部隊)。

制服も行進の歩調も音楽も、全くほかの部隊とは違います。それと、ひげを生やすのがおきまりのようです。砂漠やジャングルなど極地で特別任務に就くので、当然のことなんでしょうね。

私の知人で現在はJAICAで活躍している人が、以前この部隊に入隊希望でした。ただその当時は国籍・氏名を変える必要があったため(現在は?です)、入隊を断念したみたいです。

今年、オセールでは13日の花火は中止でした。デフィレも縮小して行われましたが、デフィレ最後に軍の合唱隊が唄うラ・マルセイエーズはいつも以上の迫力でした。本来、大統領は歌わずに国家に耳を傾けるのですが、マクロン大統領はいつも歌われます。

ラ・マルセイエーズ、歌詞はとても過激で修正を希望する声も上がっていますが、歴史的な背景を考えるとぜひこのまま手を加えずにいてほしいと日本人ながら願っています。

こちらは、今年のパレードの様子。
1時間19分28秒のところからラ・マルセイエーズを聞くことができます。よかったら聞いてみてくださいね。

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