こんにちは。
日中はかなり気温の上がるオセール、あちこちのお店でバーベキュー器具・用品、そしてバーベキュー用に下ごしらえされた肉類が並んでいます。
そんな気温上昇中の時期に、グラタン?と思ってしまいますよね。でも、フランスならではの急な気温変化というのがあるんです。それは、雹。7月に入るとあまり降ることはありませんが、それでも中旬過ぎまでは油断禁物。一旦降るとそのあと気温は10度以上下がります。
そしてこの時期の野菜、オンディーブ(endive:日本名はキクヂシャですがチコリとも)がとても便利な野菜です。そのままサラダでもよし、グラタンにしてもよしと出番を選びません。
オンディーブは北フランスではチコリと呼ばれ、焼いて粉状にしたものを珈琲代わりに飲んだりします。
お話をグラタンに戻しましょう。
グラタン・ド・オンディーブは、このオンディーブとハムを使ったグラタンです。
こちらのハムは写真のようなサイズが一般的です。直径24cmのお皿に載せてみたので、大きさイメージできるでしょうか?
手間もかからず一人分ずつ分けやすいのですが、生のオンディーブからかなりな水分が出るのでちょっと水っぽくなってしまうのが難点なんですね。それで、私は先にオンディーブに火を通すことにしています。
お洒落に作りたいときはオンディーブを立て二つに切って、中火のフライパンで真に火が通るまで焼きます(完全に透き通ればOK)。もう一つは4つ割りにして形を崩さないように炒めます。
それからハムで巻いて、ベシャメルソースをかけ、シュレッダーチーズを少し載せて210℃のオーブンで15~20分焼いたら出来上がり。水っぽくならずにきれいに仕上がります。
もう一つ、オンディーブは葉一枚ずつばらして炒め、ハムも短冊状に切ってしまいます。
お洒落ではないけど、食べたい分だけ取り分けやすいのが、この作り方の良いところです。
肌寒い日に、試してみてくださいね。
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