2020年7月10日金曜日

フランスのドーナツ、ベニエ(ビュヌ)

こんにちは

教のオセールは朝から雲が少しかかってくれたおかげで、過ごしやすいお日和です。そう言ったら、お昼に帰宅した夫は、あっついよ、と言って汗だくでした😅

体感温度がだいぶ違うので、笑えることがしばしばです。夫は団扇片手にアイスを食べて、私はひざ掛けかけてハーブティーを飲む…といった具合です。最初のうち夫は半信半疑でしたけど、私の腕などがかなり冷えているのが分かってからは、ごく当たり前の情景になりました。

この時期には、ミニトラックの異動アイス屋さんもよく見かけます。スーパーの中にもアイス販売コーナーができます。面白いのは、その横でドーナッツを売っていること。ドーナッツは一年中人気のお菓子です。

フランスのドーナッツは一般にベニエ(Beignets)と呼ばれ、中にいちごジャム・りんごジャム・フリュイルージュ(赤い木の実)・プルーン・ヌテラ(チョコとヘーゼルナッツのクリーム)などが入っているものと、ねじりコンニャクみたいな形のものとあります。多分、地方によっても形が変わるのではないでしょうか。


ジャムなどが入っているタイプはいつもお目にかかれますが、ねじりコンニャクのタイプは時々売られるもので、ドーナツ生地だけを揚げています。

このベニエ、呼び名が色々あって、Merveilles(メルヴェイユ)/Beignets(ベニエ)/Bugnes(ビュヌ )といろいろです。ビュヌは、2月のマルディグラでよく作られます。

ご近所に住むモリセットおばあちゃんは、このビュヌをシャンドラーに作ってお裾分けしてくれます。時期はちょっと違いますが、地域によって作る日も異なることはありがち。おいしいものはいつでも大歓迎の私です。

シャンドラー(2月2日、カトリック教の聖母お清めの祝日で、この日にはクレープを焼いて食べます)

こちらが、ビュヌです。おいしそうでしょう!?

おばあちゃんが、レシピのコピーをくれたのでなくさないようにアップしておこうと思います。

何年~何十年か前にELLEに掲載されたレシピですね。8人分、などのメモ書きがあるのもなんだか素敵です。

これを直訳したレシピは、

下準備:20分、生地を休ませる:30分、揚げ時間:34

材料:8人分

薄力粉:1㎏ 、ベーキングパウダー:10g、塩:10g 、砂糖(グラニュー糖):200

無塩バター:200g 、全卵:8個、粉砂糖:適量・お好み


そのほか:

1sachet de sucre vanillé : バニラ風味の砂糖なので、お好みでバニラエッセンスを加えてください

grande friture3L油が入るフライヤーなので、作る量で油の量を加減してください。

③一見甘そうな生地が出来上がりそうですが、甘さは結構控えめです。


作り方

  1.  台の上に薄力粉を山のように盛り少しくぼませ、その中央に塩・砂糖・バター・割った卵を全部入れる

  2. 指先で全体を混ぜ合わせ、均一に滑らかな生地になるまでこねる

  3. ひとまとめにして、布巾をかけ30分休ませる

  4. オレンジくらいの大きさに分け、それぞれの塊を数ミリの厚さに麺棒で伸ばす

  5. 4cm幅に切り分け、中央に切り込みを入れて片端を切込みに通してひねる

  6. 油を熱し高温で34分焦げないように様子を見ながら上げる

  7. キッチンペーパーの上に取り出し、油をきって、別の皿に盛る

  8. お好みで粉砂糖をかけて出来上がり


おばあちゃんのビュヌは、揚げ具合を見るとフライヤーではなくフライパンを使っているようですので、フライヤーがなくても大丈夫。レシピは8人分ですが、4人分・2人分と計算しやすい量なので、応用しやすいです。

食感と味わいは、ミスドのオールドファッションに似ています。でも、サクサク感もあってついつい食べてしまう危険なビュヌ。一度試してみてくださいね。


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