2020年8月26日水曜日

きゅうりの醤油漬け:しっかり味・あっさり味に調整OK

こんにちは、昨日からだいぶ朝晩は涼しくなってきたオセールです。みなさんのお住いのあたりもしのぎ易くなってきたでしょうか?

フランスは9月が新入学です。8月の後半2週は、新入学・新学年の準備の買い物をする家族ずれでどこのスーパーも朝からいっぱいです。特に、水曜と土曜は「買い物の日」というのがフランスでは一般的なので、この日は大げさではなく身動きが取れないくらいの人出です。

なので、夏場の買い物はいつも開店と同時。夏も終わりに近づいて、キュウリがお安くなっていました。フランスのキュウリは日本のものと比べ2~3倍の大きさ。1本が30cmほどの長さ、重さも260~350gです。

漬物が好きなので、いつもWEB上で簡単で保存が効く漬物のレシピを探しています。今回、保存が効くのにパリパリ食感が楽しめて、 簡単な材料で作れるレシピを発見!

youtube で見つけたので、作り方をここで紹介しいようと思いながら、ウッカリURLを保存し忘れていました…でも、分量はメモっていたので一安心。

【材料】

きゅうり・・・・・・・・・・2kg

醤油・・・・・・・・・・・・400㏄

砂糖・・・・・・・・・・・・200g

お酢・・・・・・・・・・・・100㏄

あら塩・・・・・・・・・・・大さじ2杯

ジップロック

 【作り方】 

きゅうりを洗って水けをきり、5cmほどの長さに切る。全て皮が付くようにくし形に切り分け、大きめの器に入れて塩を振り混ぜ、重しをして一晩おく。

ざるに上げて0分重しをして水けをきり、ジップロックにすべて入れる。

きゅうりの上から分量の醤油・砂糖・酢を加え、なじませるように軽く揉んで空気を抜いてZIPを閉じる。

という手順です。2kgのキュウリは、我が家で大量なのと甘さの程度が分からないので、今回は260gのキュウリ1本で試し漬けをしてみました。

下手などを取り除いて256gになったので、250gでタレを換算。醤油50㏄・砂糖25g・酢12.5㏄になりますね。

同じ形で深さの違うタッパーを利用して、大きい方に一杯水を入れて重しの代わりにしました。一晩おく予定が、水上りが良かったので5時間ほどで水切りをすることに。

タレを作っておいて、キュウリを2袋に分けタレをそぞぎ入れてから、片方に刻み生姜を加えて一晩冷蔵庫に入れておきました。

 出来上がりは…写真を撮るのを忘れて食べてしまい、写真がありません😆

一晩漬けただけで、私たちにはかなりしょっぱくて甘い、という結果に。そこで、残ったつけ汁にお醤油を10㏄、お酢を5㏄加えてレンジで軽く熱を加えて、2本目のつけ汁に再利用することにしました。

2本目は320gとちょっと大きめですが、この再利用つけ汁で漬けてみました。お味の方は浅漬け風で軽い仕上がりです。つけ汁にきゅうりが浸るように小さな入れ物に移して、前回の残り数本は一番上に載せておきました。

右側のタッパーに入っているのは第2回目浅漬け風の きゅうりを少し取り分けて、ワサビを溶いて加え、ワサビきゅうりに仕上げています。

 2週間くらい、キュウリの漬物を楽しめそうです😀


今朝の一枚は、本日最後にご紹介!白鳥で~す


 


 

 

 

2020年8月25日火曜日

夏に作る簡単豚の角煮

こんにちは

我が家で夏によく作る豚の角煮です。いつもの手順をいくつかスキップして作る簡単で美味しい一品。ごはんに、そうめんやうどんのお供に便利ですよ。

 

角煮をご紹介する前に、今日の一枚。蝶々です。 2週間ほど前に夫がハイキングに出かけた時に写したもの。最初、蛾なのでは?と思ったのですが、羽を広げてお花にとまるちょっと変わった蝶々ですね、上が頭ですよ。

 

それでは夏場に作る豚の角煮をご紹介します。

なぜ夏場か、というとBBQ用に切って売られている豚バラ(ラー=lard)を使って、ちょっと手抜きで作るからなんです。

先日義父母が遊びに来た際、BBQ用の大きなお肉セットを購入しました。4人+小さな甥で2回BBQをしても食べ切れない、そう見当を付けた私はお肉をマリネする際に数切の豚バラは冷凍してしまいました。

それを解凍して、角煮を作ります。

長ネギの青い部分、生姜の厚切りを加えてひと煮たちしたお湯で一度煮るこの手間を簡単にします。

お湯を沸かし、お肉の上からそぞぎかけて、油と臭みを取ります。お醤油・同量のお湯+お酒で肉が被るくらいの量にします。肉の重さをはかって、それを目安にすると作りやすいです。薄味ならお醤油を少なめにしてみてくださいね。

この煮汁に、しょうがのすりおろし(擦って冷凍させておいたものを使いました)・お砂糖を加えてひと煮たちさせます。


お酒は、昨年10月に日本へ里帰り帰国したときのお土産。なんと、昨年12月初旬に友人家族が遊びに来た折に口を開けてからそのまま残っていたもので、料理に使うことにしました。お酒を飲まない夫婦だと、なんだかもったいないことをしてしまっていますよね。
 
余談ですが、瓶は素敵なので食器棚の飾りになっています(笑)
 
ひと煮たちさせた煮汁の中へ、バラ肉を適当な長さに切ってから加えます。ここで同じ大きさに切った長ネギ、特に青い部分を多めに入れて落し蓋をして弱火で2時間ほど煮込みます。


煮汁は、うどんつゆにも再利用できる美味しさですよ!



 



2020年8月24日月曜日

紫にんにくのオイル漬け

 こんにちは。

今朝の一枚、ミステリアスなオセールです。イギリスかしら?なんて思ってしまうような景色です。そう書くと、まるでイギリスはいつもお天気が今一つ、と言っているみたいですね。でも、なんとなく、これから何かが起こりそうな気配がしませんか?

実は、ちょうどお昼前に、お向かいのお宅へ音楽ボリュームを下げていただけるようにお願いに行ったのですが…

ボリュームは意向をくんで下げますけど、うちに何か不満を言ってくるなら、教会のパーキングでタムロする輩や、防音と粉塵を巻き上げて乗り付けるクワッドにも何言うのがロジックでしょう、おとなしければ何か言って、怖そうなら何もしないというのもね、と切り返されてしまいました。

クワッドは夫が出ていくときにはうまく逃げられてしまい、敷地の所有者である教会の管理部が反応しないので、借家人の私たちができることは限られています。警察に連絡しても仕切りのない私有地なので、取り締まれないありさま。

こちらのお宅の音楽のボリュームはディスコ並みなんですが、ご近所さんは全く反応しません。確かに1~2時間我慢すれば音楽はやむんですけどね…

 

 

さて、さて、今日は新鮮な紫にんにくが手に入ったので、新鮮さを閉じ込めて長期で使えるようにオイル漬けにすることにしました。

引き締まったいい感じのニンニクでしょう!?

ニンニクをつぶすアッシャーが壊れてしまったのと、つぶすには結構な量なので、電動のアッシャーを使いました。

5~6カケずつミキシングして、あんまり細かくならないところで止めておきます。

2塊分のニンニクで、370g用ジャムの空き瓶の半分ちょっとの量。オリーブオイルを使いたいところですが、どんな料理にも合わせやすいことを考えて、ひまわり油にしました。

オイルをつぶしたニンニクと同量程度加えて、よく混ぜます。空気を抜いて上からニンニクを覆うようにオイルを注ぎ入れて空気に触れないようにします。あとは冷蔵庫へ。

ニンニクとオイルがしっかり混ぜっていれば1~2ヶ月は変色せずに使えます。もちろん潰したての香りと味も保証付き!すでにオイルと混ぜているので、改めて追加する必要はありません。クセのないひまわり油なので、料理によってオリーブオイルを追加しても香りの邪魔はしませんよ。

 

一塊分は、つぶして小ぶりのジップロックへ入れて、平らに2mm弱ほどの厚みに伸ばしてから冷凍しました。これで、オイルを使いたくない料理にもばっちりです。

 

 それでは、また🙋

 

 

2020年8月20日木曜日

コンビーフの冷菜

おはようございます。

久しぶりにbleu cielが清々しいオセールの朝です。

 

 

だいぶ涼しくなったとはいえ、相変わらずBBQの出番が多いフランスの夏の食事。

一つには、お手軽でマリネしておけば準備完了。マリネしておかなくても、BBQに火を起こせば、オリーブオイルと塩コショウ、BBQエピス(シーズンイング用のハーブをミックスしたもの)があればパーフェクト。あとは家族でワイワイ焼きながら食べれます。

お昼から始まって、夕方5時ころまでのんびりBBQとデザート、食後のコーヒーでおしゃべりを楽しむのがフレンチスタイル。

夏の夜は暮れるのが遅く、暗くなるのも22時ころなので、一般的に夕飯は20時ころ。夏はアペリティフを20時ころから始め少し温度の下がる21時ころから食べ始めます。

我が家は日本の夕飯タイムが体に馴染んでいるので、季節は変わっても18~19時の食事。BBQもいいけど、もうちょっと手軽に済ませたい…そんな時に重宝するのがコンビーフの冷菜です。

夏の初めに数缶冷蔵庫へ入れておくのがコツで、それ以外は特に秘訣らしいものもないのが嬉しいポイント。あとはお気に入りのお酢を使えばおいしく仕上がります。

材料

コンビーフ………一缶

玉ねぎ1/2個(赤玉葱やエシャロット でもOK)………みじん切り

お酢………適量

 

作り方

玉ねぎのみじん切りか、千切り玉ねぎの長さを半分に切ったくらいのものを用意します。さらさない方がコンビーフの味と良くマッチしますよ。

コンビーフの缶を開け、1㎝くらいの厚さに切り分けて、少し深めのお皿などに並べます。

この上からみじん切りの玉ねぎをのせ、お好みで胡椒を振ります。コンビーフに塩味が利いているので特に塩を振らなくても大丈夫。色どりと香りアップ効果でパセリやニンニクのみじん切りを加えてもおいしいですよ。

最後に上からお酢をたっぷり振りかけます。

お酢をかけるタイミングですが、食べる30分ほど前にかけて冷蔵庫へ入れて冷やしています。でも、酸っぱいのが好きな方はお昼ごろに仕込んで夜頂くのもいいですね。コンビーフの味を十分楽しみたい方には、お酢を冷蔵庫で冷やしておいて食べる直前にかけるがおススメです。

もし、残ってしまったら…と思っている方、再利用方法もあります。

ミートソースに使います。この時は市販のミートソースにまず残った玉葱だけ先に加え火を通し、その後コンビーフをさいころ状に切り分けてミートソースに投入。あまりかき混ぜずに火を通して出来上がり。

トマトの酸味が少し強い?と思えるソースに早変わりです。シュレッダーチーズかパルメザンチーズで味もまろやかに!

Bon Appétit



2020年8月19日水曜日

秋はもうすぐそこまで来ています

こんにちは。

オセールでは先週末から雨がよく降っています。と言っても、一日中降るパターンではなく朝曇り空で1~2度お湿りがあり、あとはすっきり晴れる。また夕方に大きな雨雲が広がって雷雨が降るか、雹が降っているかと思うほどの大粒雨と強い風です。

一雨ごとに、夏の名残の強い日差しで照り付けても暑さが家の中に居座ることが少なくなってきました。

夫が送ってくれたパスレルからの今朝の一枚。綿のような雲が勢いよく風に乗って動いています。

カテドラルの反対側はまだ朝焼けが残っているので、まったく違う雰囲気です。 夏の空、というよりもうすでに秋のそらですねえ。

 

同じ景色でも、右側の写真は昨日の朝の一枚です。

夏休みが終わって、8月10日から仕事に戻った夫は朝の一枚を送ってくれていました。

でも、私はなぜかここ数日午前中気分が乗らず、家の中のことはこなしているのにブログを更新するのも、ひざ掛け用のプレードの仕上げもする気になりませんでした。

季節の変わり目は疲れが出て、起き上がるのつらくなったりします。秋になったわけはないのに…と思ったものの、確かにフランスに来てからはっきりしない季節の変わり目で調子を崩していたことに、ハタと気づきました。

長年住んでいても、記憶は日本の季節の変わり目を探しているものなんですね。

気分が落ち込んでしまうのも、このころに当たっています。そう気づいたら何となく元気が出てくるワタシ。なんとまあ、単純な思考回路の人間でしょうか。

ああ、きれい。

ふっと、気持ちがほぐれる景色に出会えたら、それを抱えて一日嬉しく過ごそう。そう感じたところでした。

皆さんの今日も、楽しくなりますように!


 

2020年8月14日金曜日

小さな甥の夏休み -2

甥が帰宅して早くも2週間経ちました。

義父が帰る直前に、トムが遊びに来たあとはいつもの生活に戻るのに2週間かかると笑っていました。実際に、最初の1週間で何となくチビッ子の存在感が抜け、やっと2週間過ぎた今日「リズムが戻った」と一息ついた感じです。

滞在中は、喜ぶ顔があどけなくてチビッ子のパワーはスゴイなと思っていました。ところが、面白いことに、愛らしい笑顔以上にちびマッチョな言動・ふてくされた態度・ゴマをする態度などが思い出されます。

ある日の夕飯前、私がシャワーを使っているときに甥は私を探したそうです。シャワーから出てきた私を見つけて、とろけんばかりの笑顔を向けてくれた時、義父母も夫も大笑い!私を探していた理由は何と「タチ~(おばちゃん)ご飯作って~、おなかが空いた」だったそうです。

お昼寝も、夜みんなより先にベッドに行くことも嫌で、目をこぶしで擦りながらも眠くないと言い張ります。ある時は、目をこするこぶしをテーブルについて頭を支え、半分眠りにおちながらも、おもちゃをパピー(お爺ちゃん)に差し出して遊ぶ催促です。

マミー(おばあちゃん)に促されて仕方なくベッドに向かう時には、2日ほどは泣いていたのに3日目からはふてくされるんですね。小さいながら、全身で「プン・プン😡」と僕は大大不満ですを発散させて、大人を無視します。

2歳3か月、でも毎日成長しているんですね。

毎日少しずつですが、いろいろなことを覚えてできるようになりました。言葉が遅くて、周りは結構心配していたのに滞在していた1週間の間に、タチが言えるようになり、夫のこともトントン と呼べるようになりました。

階段を一人で後ろ向きで降りられ、同じ方法を使って登れるようにもなりましたよ。滞在最終日の夕方には、義母が大きな声で私を呼ぶので階段まで行くと、甥が一人で手すりを使いながらたった今階段を登り切ったと話してくれました。

もちろんその直後、甥はご丁寧に一番下まで一度下りてから、手すりを使って階段を上って見せてくれました。

もう一つの変化は、手や顔が汚れても平気になったこと。

半年前のノエルのころも、今回の滞在当初も、汚れるとすぐふき取らないと気が済まない子供でした。それが砂利山で遊んで手が真っ黒になっても平気になったのは、BBQの火おこしの手伝いをした後から。


 

夫は甥のために小さな箱の中に木切れを用意し、炭も小さいものを準備していました。火おこしをする際に、夫は甥に木切れや炭の手渡しを頼んだそうです。

最初は汚くなるので嫌がったようですが、一度炭で自分の名前を腕に書いてもらってから黒くなるのはカッコいいと思ったようです。

夫とパピーの真似をして、ひげも描いてもらっていました。

一度汚れを満喫してしまうと、あとはTシャツが汚くなっても、下着が黄ばんでも大丈夫! 遊ぶことと食べることが最優先になった様子でした。

手伝いもよくする甥は、砂利を散らかした後の掃き掃除を夫に頼まれてやっていました。

甥の体に合わせて夫が急遽作ったミニほうきです。砂利を掃いている?かは疑問ですが、砂利遊び用と決めた作業ズボンでご機嫌に仕事をしていましたよ。

義妹の希望したように、我が家での体験は甥にとってすべてが初めての出来事。甥にとって未知との遭遇。特にすべて体を使い、想像力を使う遊びに忙しく、滞在した1週間一度もTVの前に座ることも、お気に入りのビデオを見たいとせがむこともありませんでした。

両親の離婚でストレスの多い甥が少しのんびりできただろうか…と想うタチ(おばちゃん)です。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

2020年8月10日月曜日

プレ・フュメ(スモークチキン)

 こんにちは。

カニキュール(猛暑)真っ最中のフランスです。

昨日は、暑さに増してなんだか空気が重たく、午後から地下室へ降りて過ごしました。住居部分は雨戸を下ろしているため薄暗くて数時間立つと不思議な疲れを感じます。 

こちらの雨戸、引き戸タイプではなくて巻き上げて雨戸を開け閉めします。軽く閉めると小さな隙間が空いていて空気が通るようになっています。全部閉めてしまえば一枚板のように隙間ができない仕組みです。

引き戸タイプありますが、こちらはすでに隙間のあるタイプで日よけ感覚。ベランダなどに取り付け、窓には下ろすタイプの雨戸が付いています。

地下室部分は、明り取り窓から十分光が入るので涼しくて明るいのですが、難点はガレージだったため音が反響します。でも、ブログの記事更新などをして過ごすには快適◎です。

 

さて、今日はフランスの夏の食卓によく上るプレ・フュメ(スモークチキン)をご紹介しますね。 日本では、燻製系はりんごや桜のチップを使っているものが多いですよね。柔らかでふんわりとした香りが特徴ですね。一方、こちらフランでの燻製にはブナが主体でオークや樅などが使われます。

第一印象、いぶした!という感じが強いのが特徴で、強い香りです。この強さに慣れてしまうと、弱めに燻製したものは物足りなく感じます。

この大きさで中型くらい、1.2~1.3kgです。たいていはキロ売りで、特売などの折には1羽5€くらいで売られます。

我が家で、チキンの切り分けは夫の仕事。そういえば、義父母のところも義弟のところも男性の仕事ですね。ちょうど上の写真では、夫が胸肉の部分を切り分けています。

切り分けは、モモ、手羽、胸肉、そして残りのガラに肉を残したカラカスと呼ばれる部分に分けます。カラカスは食いしん坊さんが頂きますので、我が家はもちろん夫が消費(笑)このプレ・フュメ、とても便利な食材で暑い夏の食事に・ピクニックに・パーティーにと大活躍します。 

夫の実家では、たいていポテトチップスが付け合わせ。これの他にキャロット・ラペ(人参千切りのサラダ)やセルリ・ラぺ(セロリの根っこ部分の千切りサラダ)、ポテトサラダが並びます。

ポテトサラダもいくつかあって、ピエモンテ(ジャガイモ・サイコロハム・きゅうりのピクルス・ゆでたまご)、ゆでジャガイモのマスダード 和え、ゆでジャガイモのエシャロットソース和えなど色々あります。日本風のポテトサラダは見かけませんが、我が家では作りますよ。

プレ・フュメには特にソースなどはつけずに頂きますが、子供たちは何と言ってもケチャップですね。トマトの味で、せっかくのスモークチキンの味がなくなっちゃうのでは?と思いますが、どうしても欠かせない代物のようですね。

他に、夏の定番付け合わせは サラダ・ド・リ(ご飯のサラダ)、サラダ・ド・パット(マカロニ系のサラダ)、アスパラガスとハムのジュレなどがありますね。私は、ご飯のサラダが苦手なので我が家の食卓には並びませんが、逆にもろきゅう・そうめんなんかが加わります。

日仏合作の食卓、楽しいですよ!

 

 


小さな甥の夏休みー1

こんにちは。

フランス全土、カニキュール(猛暑)です。
そんな猛暑の予報が出た中、7月24日に義父母が2歳3カ月になる甥を連れて遊びに来ました。幸い当日は27~8℃までしか上がらず、高速も渋滞に巻き込まれず順調。甥もよく眠り、一人でしゃべって笑って、ご機嫌よく到着しました。

義父母が旅行鞄一つだったのに対して、甥は7日分の衣類一式の入った中型のスーツケース1つ、小ぶり目のが2つ(おもちゃと本とおしめなど必需品)、自転車に移動用のベッドとものすごい荷物!
 
おもちゃを広げる場所を決めて、そこへいろいろ並べて自分なりに遊びの順番を決めているようです。自転車はペダルのない幼児用です。正直家の中で使うのはNGと伝えたのですが、義母がOKを出してしまった後で、到着当日は夫が特別許可を出していました。
 
ラッキーだったことに、翌日から気温が上がって温度が低い地下室で食事をすることになったので、自転車も地下室へ移動。
 
地下室は、以前ガレージだったところこの地区の信者さん用のミニ集会室に作り替えてあります。ガレージだったので、庭へ直接出られるのが利点で、BBQをして焼き上がったものをミニ集会室兼食堂で食べることができます。
 
ガレージの前のコンクリートのタタキに、屋根の修理の際に屋根から降ろした 砂利が小山にもってあります。ほとんどの砂利は庭の小道を整備したり、別のガレージの入り口の整備に夫が使った残りで、小さな甥の遊び用に残したものです。
 夫の思惑通り、甥にとってはすごく素敵な場所。自分の砂遊び道具を持ち出して、早速仕事に取り掛かりました。でも最初は一人で登れないので大人の手を借りて登り、仕事道具のバケツ類を小山のてっぺんに設置しました。
 
道具を小山の頂上に設置した後、手を借りて降りてきたのですが、そのあと何度も何度も登っては下りてを繰り返していました。突然興味がなくなってしまったようで、室内に入ってきて他のおもちゃを見渡し、自転車を引っ張り出していきました。
 
自転車に乗るのかな、と思っていたら自転車はコンクリートのタタキが終わるあたりに乗り捨てて、小山登りを再開。夫に教わったように、うまく足場を作りながら一人で頂上へ到達です。
 
誇らしげに笑う顔が何とも言えませんでした。
この後、夫が板切れを持ってきて、板切れに座って 砂利山を滑り降りる遊びを教えました。最初はおっかなびっくりでしたが、一度うまく滑り下りれば(もちろん夫が介助しているのですが)二度・三度とせがまれていました。
 
何度か繰り返した後、夫が手伝って板の上に立たせて滑り降ろしました。この時は、さすがにやめた方がいいよと口を出したんですが、夫は平気。こけて怪我をしても擦り傷くらいだし、痛いのが分かればいい経験だよ…と笑うばかり。
 
ひやひやしながら見ていたのですが、甥はこわごわながら嫌がりもせず立ったまま滑り降りました。
 
我が家に息子がいたら…こんな風に夫はどんどん可能性を見出す手助けをするのだろうな、そんな風に思って瞬間でした。すべって怪我したら…心配性な母親に私はなっていたのかな?と小さな甥のおかげで楽しい想像ができました。
 
この後は、BBQの準備でまたまた甥は夫の指南で真っ黒けになることに…
それはまた明日お話しますね。


2020年8月9日日曜日

ブルゴーニュはぶどうが名産(ワインのおいしい地方です)

こんにちは、8月9日日曜日、猛暑のオセールです。
 
数日暑さが落ち着いたかと思ったら、木曜日の午後からまたぶり返しました。
連日お昼頃から雨戸をほぼ閉め、窓も閉め、暑い風が入らないようにして過ごしています。

先週で屋根の修理が終わりました。厚さ2cmの断熱材も入れてもらったおかげで、窓と雨戸を閉めれば室内は28℃以上には上がりません。おかげで外が44℃くらいに上がっても、室内はかなりしのぎ易いです。
 
ところで、
先日ご紹介した塀の上を伝うぶどうの蔓、覚えているでしょうか?
今は、こんな風に変化していますよ。


良~く見ると、ブドウの実が大きくなっているのが分かるでしょうか。
さすがはブルゴーニュ。ぶどうが名産=ワインが有名なところとあって、このオタクだけでなく、いたるところでぶどう蔓を見かけます。

うちの近所のお家の家庭菜園にも、大人の胸の丈の高さで幅3mくらいに、ブドウの枝を這わせているお家もあります。ご近所なので写真を撮るのはちょっと難しです(笑)

このお宅の家庭菜園はとてもよく手入れされています。ちょっと見、10畳くらいの広さの中に、果物系、野菜系、お花系と植えられています。収穫用にミニあぜ道も作られているのがすごいんですね。

菜園とはきちんと分けて、12~15畳くらいの広さに小さいお子さんが遊べる芝生スペース。いつもお花が四季折々に咲いて素敵です。

オセールではフジもよく見かけますが、ブドウ共々棚を作る趣向はないようです。フェンスや壁に這わせるのが一興みたいですね。

ブルゴーニュ地方はしゃぶりが有名ですが、日本人観光客はその味にちょっとがっかりするみたい。というのも、シャブリは白なのでフルーティーなワインをイメージしているようです。と、この説明はブルゴーニュ特産品を扱っている、カテドラル近くのお土産屋さんのご主人の受け売りです。

ブルゴーニュ地方は土壌がとてもミネラルを含んでいるため、白にしては珍しくミネラルの味が強いとのこと。もしフルーティーなシャブリをお探しなら、ぜひプティ・シャブリをお試しください、とのことでしたよ。

このお店では、ブルゴーニュのワインが一通りそろっていますし、パテやマスタードなども取り揃えてあるので、Auxerre(オセール)へ立ち寄られてお土産に迷ったら覗いてみてくださいね。




2020年7月23日木曜日

燕が元気に育っています

おはようございます。

今の季節、オセールはもとより各地で燕をよく見かけます。燕は保護されているので、軒先に燕が巣を作ったら、大事に…というよりも、壊したりしてはいけないことになっています。

軒先があるお家でなくても、巣を作りやすいところなら、どこだってOKなのがフレンチ燕さん流のようですよ。
このお宅では、折りたたみ式の雨戸の上部にあるわずかな隙間に、燕さんが上手に巣を作っていますね。燕のご夫婦、これから餌探しに出かけるところでしょうか。チッチッと、かすかな声が聞こえていたと夫が話していました。

巣の中には、何羽の小雀がいるのでしょう?

日本でも燕を時々見かけましたが、フランスではよく目にします。青空をかなりの速さで高く、低く素早く飛びますね。燕返し、と聞いたことはあっても今一つ想像できませんでしたが、今はよくわかります。

佐々木小次郎の燕返し、なるほど、これなのか~と最近になって納得です。

我が家の周りではまだツバメの巣を見かけません。隣にある教会にいくつか巣がありそうですが、今までのところ巣を作っているのはスズメのみ。

教会は1950年ころの建築なので新しいタイプの建物で、天井に近い部分に壁に沿ってステンドグラスが設置されています。ステンドグラスとコンクリート壁のわずかな境部分にスズメが巣を作っています。

この教会は一般のミサが日曜の朝9時に始まります。ちょうどこのミサが始まる頃に、教会に太陽の光が燦燦と当たるので、スズメの活動も活発に。ちゅんちゅん、ちゅんちゅんと元気な声がお説教に合い混じって聞こえてきます。あんまりにぎやかで、ちょっと笑いをこらえるときも。

毎年、同じことの繰り返しなのに不思議と「またか」という思いにはならないのが嬉しいです。雨戸の上の燕も、教会のスズメも、のどかさを感じさせてくれますね。



2020年7月22日水曜日

ブフ・ブルギニョンを準備!

こんにちは。

金曜日に義父母と甥が遊びに来ます。義父母の家からは高速と下の道を使って6時間の長旅。義妹のリールからは高速がオセールまで通っているので4時間の旅です。でも、気温の上がる午後に車を走らせるのと、甥がまだ2歳3か月なので休息をたくさん取りながらの行程。5時間はやっぱりかかるでしょう。

それで、到着する日の夕飯は食べやすいラザーニャを予定していますが、肉好きな家族なのでブフ・ブルギニョンも準備します。

ブフ・ブルギニョンは赤ワインをたっぷり使ったシチューなので、煮込めば煮込むほどにおいしくなります。そこで、今朝は圧力鍋を使って1.4kgのお肉を調理しました。

圧力鍋から普通の鍋に移し替えて、毎日朝と夕方に火を入れていきます。そうすれば冷蔵庫に入れておかなくても大丈夫な上に、お肉も更にホロホロになるくらい柔らかくなり、コクも増します。ホロホロになり過ぎたら、ボロニエーズ・ソースに早変わり。

ボロニエーズ、またはボロネーズ・ソースは、ミートソースのお肉たっぷり版ですね。

我が家のブフ・ブルギニョンは、玉ねぎと赤ワイン、ローリエ、タイムなどだけで作ります。たいてい、ブルギニョン用のお肉は1.5kgで売られていることが多いので、夫婦二人には多すぎます。そこで1.5kgで作ってしまい、数回分に分けた後トマトなどを加えて味に変化をつけています。

今回はいつも通りの作り方にマッシュルームだけ加えて煮込みました。圧力鍋を使っているので十分柔らかいですが、更に連日火を入れなおして25日か26日に頂きます。付け合わせ?
それは、北フランス出身の義父母と甥、フリット(フライドポテト)で、決まりです。


それでは、また🙋


空からのんびりブルゴーニュ探訪ですか?

おはようございます。

コロナはまだ消滅も終息もしていないのに、自粛解除になったら一気に開放的になってしまった感じでしたが、フランスでは20日からお店など閉鎖空間でのマスクの着用が再度義務になりました。

スーパーの店内でも、アナウンスで客同士の間は1m以上あける、マスクの着用を呼び掛けています。…実際は、それなりに守られて、というところでしょうか。
「再度自粛にならないように、みんな、しっかり守りましょう!」と言ってみたい、私です。

20日からの予防強化直前の日曜日の朝、すがすがしい空気の中でとても素敵なものを発見しました。

気球です!フランスでは、montgolfière(モンゴルフィエール)と言います。

辞書で気球を引くと、ballon(バロン)なんですが、これはどうも観測用の気球を指しているようで、人が乗って移動できる大きさのものはこのmontgolfière(モンゴルフィエール)が一般的みたいですね。

朝8時半ころ、家の空気を入れ替えようと窓を大きく開けた時に見つけたんですが、
「Ah! Alex, montgolfière」と叫んでしまいました(笑)

結構速いスピードで進むものですね、あっという間に近づいてきましたよ。


私は、思わず手を振って応援したんですが、リアリストの夫は「見えないよ」の一言。時々この差で夢がしぼんじゃうんですけど、この時ばかりは「いいんじゃない!?見えてるか見えてないか、私たちにはわからないよ。でも見えてたら楽しいよね。」と夢を追いました😊

見えないだろうから、手を振らない…よりは、見えるかもしれないから手を振る。これが私らしさなんだよね~と久々に実感した一瞬でした。

そうだ、この写真をプリントアウトして仕事場に飾っておこう。

そうそう、ストラスブールにいた頃のことですが、ドイツのケールはすぐ隣。気球旅行が流行っていて、30分~飛べたんですね。黒い森と呼ばれる広大な森を気球で渡れるのはすごく魅力で、一度やりたいのが夢です。

高いところは怖いのですが、もう一つやってみたいのがパラグライダー。腕の力も腹筋や背筋もふにゃこの私では、かなり無理かな~と、ここはかなり現実的になっています。でも、やってみたいことが有るのは、いいことですよね。

今日も一日いい日になりますように!



2020年7月19日日曜日

お家スタイル、ベーコンエッグバーガー

こんにちは。

昨日、夫がキャンプに同行していた折、もちろん食事は一人です(笑)夫がいないからお好み焼きとか茶わん蒸しを作ることも有ります。でも、一人分作ってもあんまりおいしくはできないんですよね。ついつい、簡単・手のかからないものですませてしまいます。

で・も、しばらく痛かった胃の調子も戻ってきたこともあって、急にブーサン(boursin:ニンニクとハーブ入りのフレッシュチーズ)を塗ったバゲットや、ハンバーガー系が食べたくなりました。

そこで、買ってきたのがバゲットパンで作られたバンズ。
以前これでハンバーガーを作って味を占めていた私。迷わずこのパンを選びました。
ねっ、何ともモッチリ感がいい感じでしょう!

それで、今回はうす切りベーコンをカリッと焼いて、目玉焼きを挟んで食べましたよ。
何の変哲もない、このベーコンエッグの写真を夫に送ったら、ひどく触手が動いたらしく「いいな~、一人でそんなおいしそうなの食べないでよ」とメールが返ってきました(ウヒヒヒヒ)

帰宅してからも、ベーコンエッグバーガーの話が出るので、先週末のお昼に作りました。
今回使用したのは、ドゥミ・バゲットです。(半分サイズのバゲットですね)
ドゥミ・バゲットの2/3が夫用。
これは、夫が挟んだものです、すごいですよね。

中はどうかというと、


パンの上にマヨネーズを塗って、サラダ菜を敷き、つぶした目玉焼きをのせてベーコンを5枚。さらに、金曜日に同僚から差し入れられたチョリソーを2枚のっけて出来上がり。

私も、ベーコン2枚につぶし目玉焼きとチョリソー1枚。

お家で作ると、プラスアルファーの仕上がりになるのがたまりません。おいしかったですよ!このベーコンエッグ・バーガーは、フランスにいるから食べられるタイプですね。

皆さん、フランスに来るときは是非スーパーマーケットでソーセージやハムを購入して食べてみてくださいね。

そうそう、余談ですが、フランスでワインに合う食べ物は?と私を含め友人たちも聞かれます。いろんなものが合うのですが、(下戸の私が言うのも変)おいしいバゲット、そしてチーズがあったら他の食材や料理は太刀打ちできないと、ワイン好きなフランス人は言います。

そして、焼き立てのパンは今一つ美味しさが分からないので、ぬくもりがかすかに残るくらいに熱が取れたバゲットがおすすめです。フランスのパン屋さんで購入するならお店開店時、もしくはお昼11時ころ夕方4-5時ころ。朝食・昼食・夕食用に焼き上げて店頭に並べられる頃です。

バゲットは外側の皮クルートも大事。指で押してパリパリっと音を立てる、これもおいしさの一つです。そして、ただ硬いだけのバゲットは、本来のバゲットとは程遠いです。外はパリ、中はモッチリしっとり、弾力があって噛めば噛むほど味が深まります。

おいしいチーズがあったら最高の食事になるんですよ。






2020年7月18日土曜日

7月14日は国民の祝日

こんにちは。

7月14日はフランスの国民の祝日です。その昔、革命があったことで革命記念日と呼ばれることも有りますが、フランスではシンプルにキャトーズ・ジュイエ(7月の14日)と呼ばれます。

前夜11時ころにお祝いの花火があちこちで上げられ、14日当日はたいていどこのお家でもデフィレ(パレード)をTVで見て、その後、家族そろってお昼を食べるんです。

なんで夜11時に花火を打ち上げるのか…単純にその時刻にならないと暗くならないから。この時期、お天気の良い日なら大体22時30分頃までは薄明るいです。しっかり暗くなるのを待つと、どうしても23時がちょうどよい花火の時刻。もちろん、この日は小さな子供も起きていて花火見物をします。

オセールは、ヨンヌ川にかかるPont Paul Bert(ポン ポール・ベール)の少し下流で打ち上げるので、橋の周辺で見物するのが一般的です。オレンジ色で塗られた上にN151と記載があるのがこの橋です。
*N151はroute national 151の略で、国道151という意味です。

この橋と、レピュブリック通りと記載のある近くにもう一本橋が架かっていて、この中間点あたりから花火が上がります。

Pont Paul Bert橋のそばにはイビス・オセール・ソントル(Ibis auxerre centre) と次の橋のそばにイビス・バジェ・オセール・ソントル(Ibis badget auxerre centre) があるので、川に面した上の階に宿泊すれば、良く見えること間違いなしです。

穴場は、丘の上にある道路。ちょうど川を見下ろせるので、知る人はここへ集まるようですね。

14日は、朝8時からTV放送が始まります。パレードに参加する軍隊の活動について、毎年いくつかの部隊を特集して紹介してくれるのは興味深いです。パレードの中で最後の方に行進する部隊が、世界的にその名を知られたレジョン・エトランジェール(いわゆる外人部隊)。

制服も行進の歩調も音楽も、全くほかの部隊とは違います。それと、ひげを生やすのがおきまりのようです。砂漠やジャングルなど極地で特別任務に就くので、当然のことなんでしょうね。

私の知人で現在はJAICAで活躍している人が、以前この部隊に入隊希望でした。ただその当時は国籍・氏名を変える必要があったため(現在は?です)、入隊を断念したみたいです。

今年、オセールでは13日の花火は中止でした。デフィレも縮小して行われましたが、デフィレ最後に軍の合唱隊が唄うラ・マルセイエーズはいつも以上の迫力でした。本来、大統領は歌わずに国家に耳を傾けるのですが、マクロン大統領はいつも歌われます。

ラ・マルセイエーズ、歌詞はとても過激で修正を希望する声も上がっていますが、歴史的な背景を考えるとぜひこのまま手を加えずにいてほしいと日本人ながら願っています。

こちらは、今年のパレードの様子。
1時間19分28秒のところからラ・マルセイエーズを聞くことができます。よかったら聞いてみてくださいね。

2020年7月17日金曜日

オーモヌリーのキャンプ

こんにちは

先週の晴天と暑さとは一変して、今週は重たい雲がどんと居座ってしまっているオセールです。その分ひんやりするほど涼しくなりました。

今日は、先週6~8日に催されたキャンプのお話をしますね。

暑さの中、夫はSENS(ソンス)のオーモヌリーのキャンプに同行して、水曜日の夕方に帰宅しました。オーモヌリー(aumônerie)というのは、日曜学校に似ている活動です。フランスのカトリック教会や私立の学校(公立でもオーモヌリーを設置していることも有り)では、平日に小学生からカトリック教について理解を深めるためのお勉強会があります。

お勉強会と言っても、キリスト生誕や聖人の塗り絵をしたり、お話を聞いたり、アニメを見たりしてキリスト教のことを理解します。同時に、課外活動なども行って、キャンプやサイクリングをする中で、修道院などを訪問したりします。

中学生、高校生になるとこの活動内容は大きく変わって、特に高校生では赤十字の食事配布に同行したり、定期的に介護施設や養老院などの訪問を行うなど様々です。ただ、どのオーモヌリーも活動は同じでなく、参加する学生と活動を支援し手助けするアニマター・オン・パストラルで異なるんですね。

アニマター・オン・パストラル、フランス人でも理解している人は少なく、たいていは施設付きの神父さんを思い浮かべるようです。実際には、一般信者さんで宗教文化、洗礼から聖体拝領・堅信の秘跡について補助できる人がなります。かなり複雑な話なので、また機会のある折に…

さてさて、今回はSENS(ソンス)の神父さんとオーモヌリーで企画したキャンプ。
ところが、現在のフランスでは一般家庭以外で行うキャンプには、キャンプを取り仕切る資格を持った責任者の動向が義務付けられています。ということで、夫が駆り出されたわけなんですね。

実際に、細かな準備を行うのはシスターなんですが、キャンプの経験ゼロ(キャンプ1か月前になって判明)。それで夫と一緒に必要な施設(トイレ・シャワー・炊事場・キャンプを張る場所とその広さetc.)と健康管理シートなどを準備しました。最後はバタバタあわただしく、何とか実施にこぎつけました~。

キャンプも色々なパターンがあって、今回は神父さんのご家族がかつて使っていた農場を利用することに。なので、台所などは屋内で、家屋から10分ほど離れた農場だったところにテントを張ったとのことでした。

スリランカから来て10年になるシスターです。2日目の食事は、スリランカ風のチキン。エピス(香辛料)は辛くないもので、でも香りとコクが出るようにいろいろ使っているそうです。
この後は、オーブンに入れて焼き上げているそうですよ。


こちらは、ラタトゥイユ。私はてっきり野菜カレーだと思ってしまいました(ごめんね😆シスター)。でも、ちょっとカレーっぽい味付けになっていたみたいですよ。

3日間のアクティビティーは、自転車で10㎞程森の中を走り、川で水浴びしたりしたそうです。夫は自転車大好きですが、キャンプ中は救急箱や補給用の水を運ぶため自動車で参加していました。


素敵な場所だと思いませんか?

一筋の光がいい具合に写り込んでいるこの写真が私はとても気に入っています。私はキリスト教徒ではありませんが、信者さんにとって光は神様の存在。更に一筋の光が落ちている、なんだか道しるべのように思えた一枚でした。

課外活動とは別にお祈りも行います。もちろん、信者として疑問に感じたことやわからないことなども、同行している神父さんと気楽に話せる機会です。

けがをすることも病気になることもなく、キャンプは無事に終了。シスターは次回に向けて「今度は最初から何でも相談する」と夫に言ってくれたそうです。それが企画をしっかり進めて成功させる一番の解決策なんですよね。

では、次の夫の出番にまた。