2020年8月10日月曜日

プレ・フュメ(スモークチキン)

 こんにちは。

カニキュール(猛暑)真っ最中のフランスです。

昨日は、暑さに増してなんだか空気が重たく、午後から地下室へ降りて過ごしました。住居部分は雨戸を下ろしているため薄暗くて数時間立つと不思議な疲れを感じます。 

こちらの雨戸、引き戸タイプではなくて巻き上げて雨戸を開け閉めします。軽く閉めると小さな隙間が空いていて空気が通るようになっています。全部閉めてしまえば一枚板のように隙間ができない仕組みです。

引き戸タイプありますが、こちらはすでに隙間のあるタイプで日よけ感覚。ベランダなどに取り付け、窓には下ろすタイプの雨戸が付いています。

地下室部分は、明り取り窓から十分光が入るので涼しくて明るいのですが、難点はガレージだったため音が反響します。でも、ブログの記事更新などをして過ごすには快適◎です。

 

さて、今日はフランスの夏の食卓によく上るプレ・フュメ(スモークチキン)をご紹介しますね。 日本では、燻製系はりんごや桜のチップを使っているものが多いですよね。柔らかでふんわりとした香りが特徴ですね。一方、こちらフランでの燻製にはブナが主体でオークや樅などが使われます。

第一印象、いぶした!という感じが強いのが特徴で、強い香りです。この強さに慣れてしまうと、弱めに燻製したものは物足りなく感じます。

この大きさで中型くらい、1.2~1.3kgです。たいていはキロ売りで、特売などの折には1羽5€くらいで売られます。

我が家で、チキンの切り分けは夫の仕事。そういえば、義父母のところも義弟のところも男性の仕事ですね。ちょうど上の写真では、夫が胸肉の部分を切り分けています。

切り分けは、モモ、手羽、胸肉、そして残りのガラに肉を残したカラカスと呼ばれる部分に分けます。カラカスは食いしん坊さんが頂きますので、我が家はもちろん夫が消費(笑)このプレ・フュメ、とても便利な食材で暑い夏の食事に・ピクニックに・パーティーにと大活躍します。 

夫の実家では、たいていポテトチップスが付け合わせ。これの他にキャロット・ラペ(人参千切りのサラダ)やセルリ・ラぺ(セロリの根っこ部分の千切りサラダ)、ポテトサラダが並びます。

ポテトサラダもいくつかあって、ピエモンテ(ジャガイモ・サイコロハム・きゅうりのピクルス・ゆでたまご)、ゆでジャガイモのマスダード 和え、ゆでジャガイモのエシャロットソース和えなど色々あります。日本風のポテトサラダは見かけませんが、我が家では作りますよ。

プレ・フュメには特にソースなどはつけずに頂きますが、子供たちは何と言ってもケチャップですね。トマトの味で、せっかくのスモークチキンの味がなくなっちゃうのでは?と思いますが、どうしても欠かせない代物のようですね。

他に、夏の定番付け合わせは サラダ・ド・リ(ご飯のサラダ)、サラダ・ド・パット(マカロニ系のサラダ)、アスパラガスとハムのジュレなどがありますね。私は、ご飯のサラダが苦手なので我が家の食卓には並びませんが、逆にもろきゅう・そうめんなんかが加わります。

日仏合作の食卓、楽しいですよ!

 

 


0 件のコメント:

コメントを投稿