2020年8月14日金曜日

小さな甥の夏休み -2

甥が帰宅して早くも2週間経ちました。

義父が帰る直前に、トムが遊びに来たあとはいつもの生活に戻るのに2週間かかると笑っていました。実際に、最初の1週間で何となくチビッ子の存在感が抜け、やっと2週間過ぎた今日「リズムが戻った」と一息ついた感じです。

滞在中は、喜ぶ顔があどけなくてチビッ子のパワーはスゴイなと思っていました。ところが、面白いことに、愛らしい笑顔以上にちびマッチョな言動・ふてくされた態度・ゴマをする態度などが思い出されます。

ある日の夕飯前、私がシャワーを使っているときに甥は私を探したそうです。シャワーから出てきた私を見つけて、とろけんばかりの笑顔を向けてくれた時、義父母も夫も大笑い!私を探していた理由は何と「タチ~(おばちゃん)ご飯作って~、おなかが空いた」だったそうです。

お昼寝も、夜みんなより先にベッドに行くことも嫌で、目をこぶしで擦りながらも眠くないと言い張ります。ある時は、目をこするこぶしをテーブルについて頭を支え、半分眠りにおちながらも、おもちゃをパピー(お爺ちゃん)に差し出して遊ぶ催促です。

マミー(おばあちゃん)に促されて仕方なくベッドに向かう時には、2日ほどは泣いていたのに3日目からはふてくされるんですね。小さいながら、全身で「プン・プン😡」と僕は大大不満ですを発散させて、大人を無視します。

2歳3か月、でも毎日成長しているんですね。

毎日少しずつですが、いろいろなことを覚えてできるようになりました。言葉が遅くて、周りは結構心配していたのに滞在していた1週間の間に、タチが言えるようになり、夫のこともトントン と呼べるようになりました。

階段を一人で後ろ向きで降りられ、同じ方法を使って登れるようにもなりましたよ。滞在最終日の夕方には、義母が大きな声で私を呼ぶので階段まで行くと、甥が一人で手すりを使いながらたった今階段を登り切ったと話してくれました。

もちろんその直後、甥はご丁寧に一番下まで一度下りてから、手すりを使って階段を上って見せてくれました。

もう一つの変化は、手や顔が汚れても平気になったこと。

半年前のノエルのころも、今回の滞在当初も、汚れるとすぐふき取らないと気が済まない子供でした。それが砂利山で遊んで手が真っ黒になっても平気になったのは、BBQの火おこしの手伝いをした後から。


 

夫は甥のために小さな箱の中に木切れを用意し、炭も小さいものを準備していました。火おこしをする際に、夫は甥に木切れや炭の手渡しを頼んだそうです。

最初は汚くなるので嫌がったようですが、一度炭で自分の名前を腕に書いてもらってから黒くなるのはカッコいいと思ったようです。

夫とパピーの真似をして、ひげも描いてもらっていました。

一度汚れを満喫してしまうと、あとはTシャツが汚くなっても、下着が黄ばんでも大丈夫! 遊ぶことと食べることが最優先になった様子でした。

手伝いもよくする甥は、砂利を散らかした後の掃き掃除を夫に頼まれてやっていました。

甥の体に合わせて夫が急遽作ったミニほうきです。砂利を掃いている?かは疑問ですが、砂利遊び用と決めた作業ズボンでご機嫌に仕事をしていましたよ。

義妹の希望したように、我が家での体験は甥にとってすべてが初めての出来事。甥にとって未知との遭遇。特にすべて体を使い、想像力を使う遊びに忙しく、滞在した1週間一度もTVの前に座ることも、お気に入りのビデオを見たいとせがむこともありませんでした。

両親の離婚でストレスの多い甥が少しのんびりできただろうか…と想うタチ(おばちゃん)です。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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