こんにちは
今日のお昼は久しぶりに牛肉のビール煮です!
フランス語だとCarbonarde Flamande(カルボナード・フラモンド)
フランスの北端からベルギー西部へかける地域の旧名称がフランドル(英語名フランダース)。
そこのお料理で、肉を焦がして(カルボナード)煮込むのでその名前がついたようです。
特徴は、お肉を焦がすこと、そしてワインの代わりにビールを使うこと。
ビールを使いますが、シチューのようにしっかり煮込むのでお子さんも食べられます。
フランス北部はビールをたくさん飲みますし、ベルギーもビールは有名です。
日本のビールと違って(私は飲まないので良く分かりませんが)
さらっとした飲み口よりも、しっかりとしたコクがあるようです。
なので、日本にいた時は、
Malt's を使っていました。
他にも苦みやコクの強いものがあれば、使ってみてください。
基本の材料と作り方です
材料(4人~5人分)
牛肉(シチュー用)・・・・・・・・・・・ 750g(なるべく脂身の少ないもの)
玉ねぎ(大)・・・・・・・・・・・・・・・・・3個
ローリエ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
タイム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生2本(5cmくらいの長さの物)
ビール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250cc(我が家では500cc)
酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
マスタード・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
砂糖 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大匙1
小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大匙1
バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大匙1
塩、こしょう・・・・・・・・・・・・・・・・適宜
*タイム、ローリエがない時は、ブーケガルニの束か、ブーケガルニのキューブ(ブイヨンのようにサイコロ状の物)で代用
作り方(圧力鍋使用/なくてもOK)
1:玉ねぎは皮をむき、 二つ割りにして薄切りにする。
2:圧力鍋か深鍋を強火にかけ、バターを入れ溶かし、バターが茶色くなったら肉を入れる。
3: 肉の周りに焦げ色がついたら、玉ねぎを入れて色づくまで炒める。
4:塩・こしょうを入れ、分量のローリエ、酢、マスタード、タイム、小麦粉を入れ全体を良く混ぜる。
5:4に分量のビールを加え、一度煮立ててから圧力鍋の場合は蓋をして30分、普通の鍋の場合は1時間ほど煮込む。
6:煮込んだものの味を見て、塩加減の調整をして、煮汁のとろみが少ないようならブールマニエを加えて整える。
ブールマニエ(バターと小麦粉を1:1くらいの割で混ぜたもの )
付け合わせ
パニエ・ド・ポンム・ド・テール(ジャガイモのバスケット)
生だと作業がしにくいので、一度レンジで5-6分チンしてから仕事をします。
大きめのジャガイモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2個(本日はフライドポテト用の特大使用)
たまねぎのみじん切り・・・・・・・・・・・・・・・・玉ねぎ1/4こ
クレームエッペス(生クリームでOK)・・・・大匙2-3杯
ナツメグ・塩・コショウ・・・・・・・・・・・・・・・・・各少々
シュレッダーチーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
オーブンを200度で予熱を始めます。
ジャガイモを二つ割りにし、レンジで5-6分加熱。
(大きさによりますが、ナイフを中央に簡単にさせるまで加熱)
粗熱が取れたら、ジャガイモの座りがいいようにそこを少し切り取ります。
スプーンなどで中央部分をすくい取ります。
ボールなどに、すくい取ったジャガイモ、玉ねぎのみじん切り、ナツメグ・塩・コショウを入れて、
クリームも加え混ぜ合わせます。
シュレッダーチーズをかけてオーブン200度で20分焼きます。
出来上がりー。
Bon appétit
余談
今日は、お肉を600g使用。なので玉ねぎは2.5個。
ビールは500cc、酢・マスタード・砂糖(カソナード)は大匙1杯。
この材料で昨日のうちに
作り方5まで終わらせておきました。
今日は朝1時間ほど火を入れ直し、味を見ました。
使ったお酢がハチミツ原料の軽いものだったせいで、今一つコクにかけたので、
バルサミコ酢を大匙半分ほど加え火を止めて休ませました。
食べる30分ほど前に、極弱火にかけ仕上げをしました。
残ったソースもスパゲッティーなどのソースとして使えます。
付け合わせは、簡単に こふきいも 、ごはん スパゲッティー、マカロニ
何にでもよくあいます。特においも系は、フランドル地方の主食だったのでよくあいます。
今日の付け合わせのジャガイモは、ベーコンの細切りを加えると、一段と美味しいですし、
パーティーなどの一品としても活躍してくれます。